こんにちは。
JALの旅コミュニティtricoの公式アンバサダーをしていますひことらです。
今日のテーマはこちら。
みなさんは、空港野宿って言葉を聞いたことがありますか?
私は普通に使っておりますが、もしかして造語でしょうか。というか私だけなのかな。
空港野宿とは
市民権を得ている言葉ではないですし、ほとんど広まってもいないので、
どんなことを空港野宿と言うのかは、人それぞれ違っていると思います。
まぁ、ただ、おおよそ見解が一致しているのは、
空港の敷地内でテントを張ったりして、本来の”野宿”をするわけではないってことぐらいでしょうか。
今日書くテーマは、あくまで私の中の空港野宿の捉え方でのお話ですので、
何か違うなぁ~と思われる方もいると思います。
なので最初に、私の場合の、という点を紹介させてもらいます。
空港野宿の目的
なんでそんなことするの?と、不思議に思われる方も多いかもしれません。
目的はおおよそ、
- ホテルに泊まる予算を浮かせたい
- 微妙な乗り継ぎのためで仕方がなく
- 空港を歩きまわりたい
こんなところです。
ホテルに泊まる予算を浮かせたい
ただ泊まるだけなのに、ホテル近辺のホテルって本当に高いんですよね。
高くても仕方がないから泊まるだろうと、足元を見ている価格設定な気がします。
例として、9月1日1泊シングルの御部屋の値段(JAL海外ホテル検索より)
シンガポール:
空港ホテル:クラウン プラザ チャンギ エアポート IHG ホテル 39,827円
バンコク:
空港ホテル:ノボテル バンコク スワンナプーム エアポート ホテル 25,580円
クアラルンプール:
空港ホテル:サマサマ ホテル KL インターナショナル エアポート 18,413円
羽田:
空港ホテル:羽田エクセルホテル東急 18,900円
空港ホテル:ザロイヤルパークホテル東京羽田 15,908円
この金額を見ると、私はちょっとばかばかしく思ってしまいます。
あまりにもったいないなぁ~と。
バンコクなんかは市内の5つ★ホテルに滞在すらできる金額ですからね。
微妙な乗り継ぎ時間で仕方がなく
深夜と言えど、5時間ぐらいの乗り継ぎだったらホテルなんて取らない方が多いのでは。
ドバイとか、ドーハとか、イスンタンブールとか、
そんなあたりで乗り継ぎして帰国するよう場合だと、だいたい深夜~早朝に乗り継ぐことになります。
フライトが少ない都市からだと、乗り継ぎ時間が空いてしまうことは少なくありませんが、
だいたい空港のどこかで寝泊まりしてしまう”隠れ空港野宿者”になっている日本人も少なくはないように思います。
空港を歩きまわりたい
これはもう空港マニアの意見です。(笑)
制限区域内はいわば聖域。飛行機に乗る人しか入れない特別な場所ですからね。
外に出ないで、ずっと、居座っていたい、そんな欲望に駆られます。
私の場合、空港野宿をする理由の1、2、3のすべてに当てはまります。
2と3については、程よい時間で乗り継ぎ出来る便があるにもかかわらず、敢えて、乗り継ぎの悪い組み合わせで予約を取ったりしてます。
空港野宿の種類
さて、空港で夜を明かすのが空港野宿だとして、空港野宿にもいくつか種類があります。
- 制限区域外での野宿
- 制限区域内での野宿
これ、かなり違うんですよ。
制限区域外の空港野宿
早朝出発のために空港へ前日に行ったり、又は深夜の到着で交通機関が動きだす朝まで待っている場合の夜明かしで夜を明かすパターンですね。
アジアの空港だと、チェックインカウンター周辺のベンチに座って寝ている方々をよく見かけます。
又、24時間運用の空港ではないために、制限区域から追い出されてしまう場合も制限区域外での野宿となります。
なんと、実は、成田空港がそうなんですよ。
例えば、シンガポールから夜成田に到着。翌日の朝のニューヨーク行への乗り継ぎの場合、成田ではそのまま制限区域内にいることはできません。
必ず入国して、制限区域外で待つことになります。世界から見てもとっても不便な空港です。
そしてホテルを取らない場合には、空港野宿決定となります。
制限区域外で夜を明かす場合ですが、
カプセルホテルがあったり、少し空港を離れるだけで、民宿、ドミトリーなど安めのホテルも多々ありますので、空港野宿まで至る方は少ないのかな、と思います。
私の場合、
ジャカルタでは空港のターミナルに直結しているカプセルホテル、シンガポールではJEWEL内にあるカラオケボックスのような1部屋10㎡もない小さなホテルに滞在し、空港野宿には至りませんでした。
又、バンコクでも、無料送迎のある至近にあるホステルのような宿泊施設に滞在し、やはり、空港野宿には至りませんでした。
制限区域外は誰でも立ち入ることが出来る場所なので、大きな荷物を抱えた状態での夜更かしは盗難にあう確率も高くなります。実際に、空港を専門にした強盗集団が東南アジアには存在していると聞いたことがあります。
ですので、そこはしっかりと意識して、ターミナルの制限区域外での空港野宿は私はしないようにしております。
ジャカルタ空港のカプセルホテル
シンガポール空港のヨーテル
バンコクのホステル
制限区域内の空港野宿
制限区域外はどうにでもなりますからね。危険を冒してまで空港野宿をする価値はないかな、と個人的には思います。
私は東京在住ですので、羽田空港や成田空港へは朝一番、深夜最終の公共交通機関で自宅との行き来が出来ますしね。
ということで、身動きが取れない制限区域こそが、空港野宿の聖域かな、と思っております。
実際、私自身の空港野宿は、海外空港の制限区域内でしかやったことがありません。
実際の空港野宿の様子をこれまで個別にレポートしていたものをまとめてみました。
空港野宿 実例集
実際の空港野宿の様子を以下にお届けします。
詳細はそれぞれのレポートをご覧ください。
ソウル インチョン空港
タイムラインは以下のような感じでした。
- 21:00空港野宿スタート
クローズ時間まで大韓航空ラウンジに滞在
- 23:15移動
無料で利用ができる仮眠室(NAP ROOM)で就寝
- 06:00移動
空港ラウンジへい移動。野宿から解脱。
- 14:00搭乗
いつかのラウンジをはしごして搭乗。
その時のレポートはこちら。
シンガポール・チャンギ空港
タイムラインは以下のような感じでした。
- 01:10空港野宿スタート
乗継便の搭乗券が受け取れず、ラウンジへの入室はできず。
横になれる椅子を探して就寝。
- 05:30移動
REST LOUNGEと呼ばれる横になれるソファの場所を発見!二度寝。
- 08:20入国
暇だったので、シンガポールへ入国することに。これにて野宿から解脱
その時のレポートはこちら。
ちなみにターミナル1の1つ上のレベル(ブリティッシュエアウェイズとカンタス航空ビジネスクラスのラウンジがあるエリア)には椅子も多くて、ラウンジしかないので、来る人が少なくて椅子は確保できる可能性が高いかな、と思いました。
香港空港 HKIA
タイムラインは以下のような感じでした。
- 00:30空港野宿スタート
空港で利用できるラウンジがクローズ。
寝やすい椅子を求めて空港内を徘徊。
- 01:30移動
オットマンがありパーテーションで軽く囲まれたソファ発見!就寝。
- 05:20移動
キャセイパシフィックのラウンジがオープンのため移動。これにて野宿から解脱
その時のレポートはこちら。
バンコク スワンナプーム空港
こちらは他の3空港とはちょっと違っていました。
プライオリティパスを利用しておりますので、お持ちでない方は同じようには出来ません。
タイムラインは以下のような感じでした。
- 00:30空港野宿スタート
プライオリティパスにてターキッシュエアラインズラウンジへ。
クワイエットルームにて体を完全に横にして就寝
- 04:30移動
ワンワールドサファイアを利用して、キャセイパシフィックラウンジへ移動
空港野宿から解脱
その時のレポートはこちら。
バンコク スワンナプーム国際空港のTurkish Airlines Loungeにて仮眠を取りました。バンコク空港の「定宿」になりつつあります。(^^;
まとめ
とうことで、今日は私の勝手な定義による空港野宿について紹介してみました。
乗り継ぎの場合には、大きな荷物は最終目的地まで送られていきますので、
身軽な格好で試みることも出来ます。
昔、ナイトミュージアムという映画がありましたが、ナイトエアポートもなかなか楽しいですよ。