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格安航空券が買える KIWI.COMを使ってみた!

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こんにちは。

JALの旅コミュニティtricoのアンバサダーをしていますひことらです。

今日はこちら。

JALでは売っていない航空券を買ってみたけど、本当に乗れるのかの検証!

 

2023.01.09 記載

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公式では販売していない安い航空券が存在する!

まずはここからですね。

例として、本日(1月9日)に翌日(1月10日)の鹿児島✈羽田のJALの運賃を調べてみます。

鹿児島~羽田 予約画面0

こちらがJALの公式WEBサイトです。

翌日なので、先得運賃は既になく、割引運賃は特便割引1のみとなっています。

これが直前の状況ですよね。

 

続いて、航空券の運賃比較サイトを見てみますね。

鹿児島~羽田 予約画面

こちらがGoogle Flightにて検索した画面です。

 

JALで予約する金額よりもはるかに安い運賃で販売している航空券が出てくるんですよね!

 

※JAL公式サイトの運賃とGoogle Flightでの運賃に若干の差が出ていますので、Google Flightの運賃が完全に正しいというワケではないようですね。

 

KIWI.COM という会社が販売しているようです。ちょっと怪しい?

では、ここからその航空券を深堀りして行こうと思います。

KIWI.COMってどんな会社?

クチコミでは散々、こき下ろしたものもありました。

でも、クチコミには書き込んだ方々の知識不足や若干盛っているものもある気はしました。

例えばLCCの場合、欠航や運休など、航空会社側に責のある自由の場合でも、返金はなくクーポンやバウチャー、別日への振り替えのみしか出来ないところも多々あります。

そんな時、旅行会社は航空会社の対応を購入者にそのまま伝えることしか出来ません。

航空会社が返金に応じていないものは、旅行会社だって応じられません。それを旅行会社の責任だとクチコミで批判したところで、それはそのクチコミが明らかに間違っている誹謗中傷でしかないのです。

 

借りた家で雨漏りがする!という時に、大家さんではなく不動産屋さんに文句を言っているのと同じで、それは筋違いなことなのです。

 

ということでクチコミ以外のKIWI.COMをもう少しリサーチ、リサーチ!

すると、こんな記載がありました。

 

www.kiwi.comは、Kiwi.com s.r.o.(チェコ共和国)によって所有・運営されています。

 

調べてみたら、なかなかな大手でした。

 

ひことら
ひことら

チェコでは大手の旅行会社のようで、日本で言うと楽天トラベルさんとかHISさんみたいな立ち位置?
会社自体への不安はさほど感じられないかな、という印象を持ちました。

 

おとりや詐欺では?

KIWI.COMという会社については、まぁわかった!ということにして次。

JALの公式サイトで販売していない航空券を販売しているってどういうこと?

 

おとり広告では?

実際は予約なんて入ってない詐欺なのでは?

そんな不安があると思います。

 

でも、実は、これもさほどおかしなことではなくて、説明できるんです。

 

それは、

海外で販売している航空券は、日本で販売している航空券と条件や値段が違うものが多々ある。

ってこと。

 

例えば日本人も、パリからニースとか、マドリードからバルセロナとか、そんな国内線をその国の方々は買えない運賃や条件で購入し、使っている可能性があるのです。

 

この航空券も、JALの国内線ではありますが、チェコにある旅行会社が予約・発券をしている航空券だとすればありえない航空券ではない、と言えるんですよね。

予約時にはパスポート番号の入力なども要求され、国際線扱いの航空券として売られていました。

 

ひことら
ひことら

航空券の仕組みについては発着地、発見場所によって異なった運賃が多々設定されていることは知っていました。ただ、大きな疑問と不安は残っています!それを払しょくしないと予約は出来ません・・。
それについても調べないと!

日本在住者が使えるのか?

海外のルールに基づけば予約、発券が出来る運賃で、実際にしっかりと予約は入っているとして・・・

最終的にはそれで本当に搭乗が出来るのか?その問題が別にあるのです。

実は、JALは海外永住者と訪日外国人だけに以下のような割引航空券を販売しています。

JAL DISCOVER JAPAN PASS

Japan Explorer Pass

このパスの注意事項がこちら。

1. 居住地が日本国外であること。日本以外の国で発行された旅券、または日本以外の国に永住権を持つ日本の旅券を所持している必要があります。

2. 国際線の旅程は、同じ航空券内の往復、周回、またはオープンジョーであり、日本国外から日本へ/経由する必要があります。購入の際に日本行きの航空券番号または予約コードが必要です。

3. 購入時にパスポート情報が必要です。

これらの資格規則を満たしていないお客様は、空港でのチェックイン時に新しい航空券を購入するよう求められる場合があります。

 

こんな航空券があることを知っていましたか?

JALの日本の公式webサイトでは絶対に出てこない運賃ですが、海外のJALの公式webサイトでは実際に表示され、存在している運賃なのです。

 

で、私はこの運賃を利用した航空券ではないのか?という疑いをかけたワケです。

もしもこの運賃を使った航空券だとしたら、例え購入が出来ても実際の搭乗時に、

 

これらの資格規則を満たしていないお客様は、空港でのチェックイン時に新しい航空券を購入するよう求められる場合があります。

 

こんなことになる可能性があるためです。

ということで、このルールの航空券ではなく、日本在住者でも利用が出来る航空券だということがわからないと利用は出来ません。

旅行会社がパッケージツアーなどに利用する”包括運賃”という可能性もあり、それであれば日本在住者でも問題なく利用が出来ます。

 

でも、

そのどちらか、それともさらに別の運賃なのか、それを調べる術がありませんでした。

 

予約・購入してみた

前項での不安は拭えませんでしたが、利用したい日が迫っていたので、それを確定する前に、

イチかバチかで予約をしてみる事にしました。

その勇気と度胸の裏付けとしては、実は過去に別の海外の旅行会社で購入したJAL航空券が国内線航空券が無事に利用出来たという成功体験があったからです。

 

その時は GO TO GATEという会社で、フィンランド発券をされた航空券でした。

国際線扱い航空券

その時の航空券がこちら。国際線のeチケットとして発券されていました。

 

一応搭乗時にはパスポートを保持したり出来る限りの準備はしていましたが、何の問題もなく、普通の国内線航空券同様に利用が出来ました。

 

ということで、今回もその時と同様であろうという推定のもと、実際に KIWI.COM から予約をしてみました。

予約リクエスト受付メール

KIWI.COM予約メール

4分後 予約確定連絡メール

KIWI.COM予約メール

27分後 Eチケット送付メール

KIWI.COM予約メール

 

WEBではどんどん画面が進み手続きが進行して行きましたが、それと同時かちょっとの時間差で、小まめに、スムーズにメールでの連絡も入ってきたので、不安になることはなかったですね。

 

KIWI予約画面4-2

そして、最後のメールにはEチケットが貼付されていました。

そちらにはしっかりとJALの予約番号と、JALで発券した[131]から始まるチケット番号が記載されていました。

 

ひことら
ひことら

JALの予約番号があることと、JALで発券されたチケット番号があったことで、少なくても予約が入っていないという不安はなくなりました。予約からわずか30分以内のことです。
でも、ここで終わらせてはいけません。予約のリコンファームをしていきます!

 

予約のリコンファーム

JALの予約番号と航空券番号がわかったので、今度はその記録をJALのwebサイトで確認していきました。

KIWI.COMでの予約だけでは、JALのマイレージ番号は紐づけられてはいませんので、それも同時に行います。

 

JAL予約画面

JALのサイトで、KIWI.COMで教えてもらった予約番号を入力します。

※国内線ですが、予約は国際線として入っているのでこの場合は国際線予約での検索になります。

JAL予約画面3

無事に予約記録が出てきたら、JALの画面からサービスで座席指定を行い、お客様情報から、JALのマイレージ番号の登録して、連絡先をアップデートします。

KIWI.COMからの予約なので、予約画面の詳細には、連絡時のメアドや電話番号はKIWI.COMの番号が入っていましたが、

そこに自分の連絡先を追加で入れておきました。何かあれば、KIWI.COMの他、自分にも連絡が入るようにしたのです。

 

JAL予約画面2

 

自分のマイレージ番号を入力したことで、自分のマイレージ番号と紐づきました。

これで直接予約したように、予約確認画面へと表示されるようになりました。(予約の変更、取消、など予約時の根幹となる部分については触れられないようにはなっています。)

 

ひことら
ひことら

座席指定や預け荷物などの付帯サービスは旅行会社に申し込まず、このように自分で直接した方が確実です。
JALの場合、預け荷物量を事前に増やす有料オプションとか、国内線での有料座席指定というのはありませんから、設定のないサービスを旅行会社に申し込んでもそりゃぁ、おかしなことになります。

クチコミで、支払ったのに空港で再度支払わされたとか、座席指定が入っていなかったとか、悪評なものの多くは付帯サービスについてでした。
例えそこでは魅力的な価格に見えても付帯サービスは航空会社に直接申し込むようにして、旅行会社には極力申し込まない方がいいと思います。

 

搭乗

そしていよいよ搭乗日を迎えます。

 

国際線扱いの予約になっているため、手続きも国際線のようにしないといけません。

フライト時間の24時間前にチェックインという作業をし、無事にモバイル搭乗券が発行されました。

 

搭乗券

この搭乗券がゲット出来たことで、空港では直接搭乗ゲートまで行けます。

チェックイン時に止められたり、必要書類を確認されるようなことはないことがわかりました。

 

アップグレード

それでも私は、自ら羽田空港のチェックインカウンターに趣き、問題なく搭乗出来ることを確認しました。

特になにか要求されることはありませんでした。

 

加えて、クラスJへのアップグレードの手続きをしました。

その際は国際線からの接続フライトということで、免税扱いとなり、通常2,000円のところが、1,819円と、181円ほどお得になりました。

(ちなみに、羽田~鹿児島の区間も免税でファーストクラスへアップグレードできました)

 

 

そして、無事にフライトできたのでした!

まとめ

ということで今回のケースについて私の見解と補足事項を記したいと思います。

 

  1. KIWI.COMという会社自体に不安になる要素はなかったです。マイページで自分の予約の確認も出来るし、メールでのお知らせも頻繁にあって、日本の中小の旅行会社よりもシステム的には優れている方だと感じました。
  2. 預け荷物事前追加や有料座席指定といったそもそもないサービスの販売がされているのは大いに気になりました。でも利用しなければ気になることはないです。やってんな!ぐらいでスルーすればいいだけです。
  3. 販売している航空券ですが、 JapanExplorer Passではありませんでした。 積算マイル数が違いますし(もっと条件が悪く、マイル積算率は30%のみ)、それより値段も少し高かったです。そして何よりも、JapanExplorer Passは本日現在、販売は中止されています。それでも未だに販売がされている航空券ですから、明らかにJapanExplorer Passとは別物なことは明白です。

 

搭乗後、実はJALにも直接この航空券を日本在住でも利用は出来るのかという問い合わせをしてみましたが、JALの回答を要約しますと以下のような回答でした。

1・旅行会社が販売している航空券の利用条件や規則については、JALではわからない。販売元の旅行会社へ直接問い合わせて欲しい。

2・航空券の適用条件については、購入する海外地区へ電話し、事前に確認してほしい

 

予約をした旅行会社KIWI.COMからは利用に際しての案内は一切なく、万人に販売をしているようなので、JALの言う1についてはクリアになっていると認識していいかと思います。

そして、2については、私はしませんでしたが、日本のJALの問い合わせ窓口でもわからない時点で、搭乗時やチェックイン時に日本の空港スタッフがわかるはずはなく、発券出来たチケットを持っていたらまず乗れるだろう、というのが私の見解です。

 

今日のレポは完全にホワイトの状態では終われません💦

利用については、やはり自己責任で!と言わないといけませんが、それでも少しは皆様の役には立つかなと思い書かせて頂きました。

 

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