出発前に身体的病気が発覚して、意気消沈している、
JALの旅コミュニティtrico公式アンバサダーの ひことら です。
これまでは、ロンドンでの乗り継ぎ、パリでの入国の際に必要な準備についてまとめて来ましたが、今日は日本への帰国の際に必要な事柄です。
前回のロンドンとパリについてはこちら。(乗り継ぎだけの場合でも必読です。)
コロナ禍で日本出発前に必要なもの
必ず必要なものはこちらのみ。
・たびレジ登録
これは、外務省からの最新の安全情報を日本語で受信できる海外安全情報 無料配信サービス です。
・海外渡航者の安全のため 現地の重大事件・事故の情報を配信
・注意が必要なイベント・トラブルについて事前の注意喚起
・外務省海外安全ホームページの更新情報の配信
こんな感じの重要なお知らせが流れてきます。
登録を完了すると完了のお知らせが流れてきます。
そして、実際に流れてきたメールがこちらです。👇👇👇
これは昨年の3月に予定していたシドニー旅行のために登録していた時に、送られてきたものです。
この旅行はキャンセルになってしまいましたが、色々とこのメールで現地の情報がわかってよかったと思っています。
たびレジ登録はこちら↑
その他、出国時のPCR検査については、入国する相手側の国が決めることなので、必ずしも必要ではありません。
日本のワクチンパスポートをそれに変えて、出発前の検査は不要とする国々も増えてきました。
コロナ禍で日本帰国時に必要なもの
行きはよいよい、帰りは恐い、とはまさにこのこと。
日本に帰国の際に必要なものにはハードルの高いものも含まれています。
まずは、その一覧です。
- 検査証明書の提出
- 空港での検査
- 誓約書の提出
- スマートフォンの携行、必要なアプリの登録・利用
- 質問票の提出
- ワクチン接種証明書の「写し」の提出
1つ1つ見ていきましょう。
検査証明書の提出
これがいきなり一番のクセモノです。
現地でのPCR検査陰性証明書なのですが、日本の定められた検査方法&既定の様式での提出が必要なのです。
海外でのPCR検査は日本の検査と検体採取の方法が違っていることも多いので、まずは日本が認めている検体採取方法の場で検査を受けなければならない、ということ。
そして、その上で、日本の様式の証明書に医師のサインをしてもらわなければならない、ということ。
この2つがハードルを上げています。
更に、土日はお休みの病院が多いこと、PCR検査の結果は24時間前後時間が必要だという点がとてもネックになってきます。
例えば月曜日の午前の帰国便だと、金曜日の午前以降に検査をしなければならないのですが、検査結果が出る土日には、医師のサインをもらうことが出来ずに、陰性証明書の準備が出来ない、ということにもなるのです。
こちらが書面です。旅先に複数枚印刷をして持っていく必要があります。
空白のものと、書き方例と2枚セットで、17言語で用意されています。
こちら からダウンロードできます。
空港での検査
これは空港でのPCR検査です。
誓約書の提出
こちらは印刷して、自署の記入が必要です。
サインがあるからアナログなのは仕方がないのかな。
誓約させられる5つのポイントは以下の通りです。
1.自宅や宿泊施設で待機してください。
(入国から 14 日間。入国時に有効なワクチン接種証明書の写しを提出し、かつ入国後10 日目以降に改めて自主的に受けた検査の陰性の結果を厚生労働省(入国者健康確認センター)に届け出た場合は、それまでの間。以下同じ。)
2.アプリ・メールを活用し、健康状態の報告をすること。(入国から 14 日間)
3.アプリを活用し、位置情報を送信、ビデオ通話に応答すること。接触確認アプリを利用すること。(入国から 14 日間)
①厚生労働省が指定するアプリをインストールし、待機場所の登録に加え、アプリから通知が届いたら位置情報の送信を行ってください。
②厚生労働省が指定するアプリをインストールし、入国者健康確認センターから当該アプリを通じ連絡が来た場合には応答してください。また、携行するスマートフォンの地図アプリ機能等を利用した位置情報の保存機能を開始し、位置情報を保存してください。
③入国時、スマートフォンをお持ちでない場合又はお持ちのスマートフォンに必要なアプリをインストールできない場合は、スマートフォンをレンタルしてください。
※ 上記①~③のアプリに加え、携行するスマートフォンに、厚生労働省が指定する新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)をインストールし、同アプリの機能を利用することを強く推奨します。
4.保健所等における指示があった場合は、その指示に従ってください。
5.感染防止の観点から次の事項に努めてください。
①マスクを着用する
②手指消毒を徹底する
③「3密(密閉・密集・密接)」を避ける
こちら からダウンロードできます。
スマートフォンの携行、必要なアプリの登録・利用
必ず入れるアプリは2つ。
・入国者健康居所確認アプリ(SOS)
・接触確認アプリ(COCOA)
入国後は、このSOSにて現在の位置情報確認が求められ、又、健康状態の報告はこちらから毎日行うそうです。
又、随時、ビデオ通話で、居所確認が入るということです。
SOS
COCOA
質問票の提出
こちらもアプリで回答、提出します。
すべての質問に回答すると、QRコードが生成されるので、それを検疫官へ提示するということです。
質問内容は滞在歴や健康状態などについてです。
ワクチン接種証明書の「写し」の提出
これは、自治体へ申請し受け取ったワクチンパスポートのコピーを提出します。
どうです?
行はよいよい・・・・ですよね。
まとめ
海外へ行っても、帰国時にこれだけの作業が待っていては、さすがにそうそうに海外旅行者が増えることはないですね。
以降は私の自論です。
ワクチン接種がほぼ終わっているから?
海外では既にマスクもしないで町を歩き回っている国も多いようですが、ワクチンを接種済みとは言っても、それで感染を防げるワケではないことが既に分かっているのですよね?
それなのに、マスクの不着用の世界に行くことはやっぱり危険だと思うし、帰国後の10日間の隔離は当然なのかな、と思います。
これだけのことをするのは、それが日本クオリティ。私は、称賛してもいいと思っています。
一方で、ワクチン接種が進んでも、日本のようにマスク着用を義務付けているシンガポールのような場所であれば、帰国後隔離日の短縮、撤廃は考えてもいいのかな、と思います。
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