ここ最近、飛行機好き、そしてワンワールドファンとしては心落ち着かないニュースが今年に入って、どんどん耳に入ってきますね。ちょっとまとめてみました。
ワンワールド加盟グループ
カタール航空 脱退問題
2019年3月6日、旅行業界では最大の会議&見本市ITBの席で、カタール航空CEOは、2ヶ月以内にワンワールドに留まるか、脱退するかを決定する予定であると明言しました。更に、その時には恐らく脱退になると思うとも言っていました。
間もなく、その期限となります。
脱退を考慮する大きな要因となっている、アメリカン航空、カンタス航空との溝が埋まったというニュースは見ていませんので、時間の問題なのでしょうかね。
マレーシア航空 倒産問題
2019年3月、Bloomberg の報道にて、マレーシア首相が経営難となっているマレーシア航空の売却・解散を早い段階にて決定したいという意向が明らかになっています。
LCCのエアアジアとマリンドエアの台頭で経営がなかなか厳しいものであることは容易に想像が出来ますし、事故にて大型機2機を失ってしまったこともかなり影響しているとは思います。
同じワンワールド加盟のキャセイパシフィックも2016年、2017年と2期連続の赤字でしたが、2018年は一転黒字に戻しています。売上が上がったばかりではなく、3年連続で人員削減(日本支社も対象になっていました)をし経費削減に努めた結果でしょうか。
そして、経営難から一転して、香港えくS
メガキャリア
アシアナ航空 身売り
2019年4月、クムホアシアナグループが、アシアナ航空の売却を正式に発表しました。
同時にクムホアシアナグループであるエアソウルとエアプサンについてもまとめて売却される予定とのこと。
マレーシア同様、韓国もLCCが乱立しており利益水準がかなり低くなっている上に、韓国の場合には大韓航空というFSC(フルサービスキャリア)との競争もあるので、より厳しい環境であることは間違いないでしょう。
ジェットエアウェイズ 運航停止
2019年4月17日から、インドの大手エアラインであるジェットエアウェイズが運航停止をしています。
こちらは、ずっと経営難に陥っていたのは知っていましたが、とうとう運転資金すら無くなってしまったと思われます。このまま倒産が売却へと流れていくのでしょう。
インドはLCCこそ多いですがほぼ国内線のみ。国際線の航空需要が旺盛でありエアインディアもぱっとしないことを考えると、他の国や航空会社に比べると、やりようはまだあるように思えましたが。。怠慢経営だったということでしょうかね。
LCC
インドネシア エアアジアX 日本撤退
2019年1月14日、インドネシアエアアジアXが成田~デンパサール線を運休し、日本からの撤退となりました。
短距離のエアアジアに比べて、中長距離国際線用のエアアジアXはどこもさほど業績は良くなく、中長距離LCCはうまくいかない、というイメージがついてしまっています。
インドネシアエアアジアXも、業績は非常に悪く、会社の清算まで行きつくかもしれません。
更に、インドネシアエアアジアXについては成田空港使用料を数億円滞納している事実も明らかになっています。
最後に
昨今のLCCブームと共に、航空業界がいよいよ、本格的な変革の時期に入ってきたのでしょう。
JALやANAも好調を維持して、頑張って欲しいところです。
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