昨年2018年末に、JALの他社との業務提携、コードシェアについて記事をまとめていました。
JALが他社との提携を発表していながら、進展のない案件があまりに多かったためです。
しかしながら、2019年2月に入って一気に進展してきました。
まず、2月12日に、
2017年の発表から1年以上進展のなかったアエロメヒコとのコードシェア提携を発表、開始しました。
そして、昨日、
昨年の記事執筆時点ではまったく進展のなかったビスタラ とのコードシェアが発表されました。
ビスタラ (VISTARA) とは?
ビスタラ(VISTARA)はインドの大財閥タタ(TATA)グループとシンガポール航空の合弁会社として2015年1月よりインド国内に運航を始めた航空会社です。
今では、デリーを拠点にインド国内22地点に就航しています。
インドの航空会社というと、スターアライアンス加盟のエアインディア(AI)、ジェットエアウェイズ(9W)が老舗と言えるでしょうか。
その他、近年の旺盛な航空需要を受けて、ゴーエア(G8)、スパイスジェット(SG)、インディゴ(6E)、エアアジアインディア(I5)なども就航都市、便数を増やしています。
それらの新興の航空会社がLCCなのに対して、ビスタラはフルサービスキャリアとして、ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラスの導入や、空港ラウンジの設置、マイレージプログラム「Club Vistara」の展開をしています。
個人的には、シンガポール航空の資本が入っている時点で、ビスタラが提供するサービスの品質には信頼が置けます。
そして、これは完全に個人的な印象だけですが、航空会社を表す2レターコードが、
UNITED KINGDOMを表す UK なのも、なんとなく印象を良くしています。
インド航空当局(DGCA)の統計で最も定時運航率の高いインドのエアラインにも認定され、運航品質も高く評価されているそうです。
ビスタラの使用機材は エアバスA320シーリズのみ(CEO&NEO)で、
ビジネスが8席、プレミアムエコノミーが24席、エコノミーが126席のコンフィグレーションで運航しています。
そして機内で提供しているコーヒーは、スターバックスだそうです。
コードシェア概要
実際のJALとのコードシェアですが、以下の通りです。
販売開始日: 2019年2月26日(火)
運航開始日: 2019年2月28日(木)
対象路線: VISTARA運航のデリーと以下7都市を結ぶインド国内線
ムンバイ・ベンガルール・コルカタ・ハイデラバード・アーメダバード・プネー・チェンナイ
JALが運航する便(成田~デリー間)へのビスタラ便名の付与、さらなるコードシェア路線の拡大、マイレージ提携の実施については、現状は検討段階とのことです。
使えそうな利用ルート
JALの成田~デリー線に対して、同日の乗り継ぎがスムーズにできるフライトがあるか、調べてみました。
結論から言うと、往路については、かなり乗り継ぎ時間も良いフライトが多いということでした。
その一方で、復路については、同日の乗り継ぎとなると、待ち時間が長いケースが多いです。このあたりのスケジュールは、ビスタラに今後検討をして欲しいところだと思います。
最後に
ANAはムンバイへも既に就航しており、さらにチェンナイへの新規就航も発表しています。
それに続いてJALもベンガルール(バンガロ-ル)への新規就航を発表しましたが、既存のデリー路線との相乗効果が発揮されるよう、両都市間の運航を担うビスタラの活躍に期待をしたいものですね。
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