こんにちは。
JALの旅コミュニティtricoの公式アンバサダーをしていますひことらです。
2023年10月2日に発表されましたJALのA350-1000型機に搭載される国際線新シート。
発表からおおよそ1週間。
私が初めて見た時の第一印象は、
想定内というか、特別な驚きはあんまりないかなぁ。
ただ、まだまだ、詳細がわかっていないところもありますし、
youtube、公式サイト、ニュースサイトの映像を頼りに、
しっかりと新シートを探ってみたいと思います。
今日はビジネスクラスシート。
若干、先行しているANAの The Roomと比べながら。
まずは、JALがあげる新たなサービスポイントから
- A350の特徴を生かし前後間隔を十分に確保
- 扉を設けプライバシー性を確保
- 開放感のある空間を演出するために座席上の収納棚は窓側のみの配置
- 手荷物収納スペースやワードローブを設置
- 快適な睡眠体験が楽しめる体圧分散構造のクッションによるベッド
- リラックスできるほのかに光るライト
- ヘッドレスト内蔵スピーカーとブルートゥース接続可能となったエンターテインメントシステム
まずは、扉付のシート。
これは今の流れでは、最低限の設備だと思っていましたので、まずは安心しました。
やっと、
やっとって感じですね。
JALと共に日本の空を飛んでいるANAが、
一足も、二足も早く投入した扉付のビジネスクラスがこちら。
通称 The Room。
落ち着いたシックな色合いで、扉の雰囲気はいいですね。
ANAのシンプルな扉およびパーテーションよりもいいですね。
国内線のA350の色合いあわせているんですね。
扉のこのJPってなんだろう。
普通だと、日本を表す2文字ですが、
「乗客が日本人」ってことじゃないですよね。プライバシーもありますし。
座席内ではなく、通路への配慮やデザインもいい感じですね。
また、配置は全席が進行方向向き。
ここもANAとは違うところですね。
私はカタール航空の扉付シートにて、後ろ向きの座席に座ったことがありますが、
得に大きな不自由があることはなかったですが、
離発着の時に、少しだけ違和感はありました。
また、これによって、個室内の仕様が、ANAとJALでは大きく変わる点が出てきます。
また、中央の収納棚をなくして解放感を高めるとのこと。
これはまだ映像では確認が出来ません。
以前乗ったカタール航空が同様の客室仕様にしていました。
機内は本当に明るく広々としているので、これはとっても素敵な選択だと思いました。
そして、シートサイズ。
シートサイズ
- 座席配列:1-2-1(横4列配列)
- 座席数:54席
- シート幅(アームレスト間):約56cm ➡ 既存のSKY SUITE1より4cm延長
- ベット幅(最大):約56cm ➡ 既存のSKY SUITE1より9cm縮小
- ベット長(最大):約198cm ➡ 既存のSKY SUITE1より10cm延長
- 個人モニターサイズ:24インチ ➡ 既存のSKY SUITE1より1インチ拡大
- 個室の高さ:約132cm
実はベッドにした場合のベッド幅は驚くほどに縮小。
これはシート形状によるところが大きいのかな。
アームレスト間は広がっているのに、ベッド幅は狭まっているという不思議な感じです。
さて、個室となったシート周りを見ていきたいと思います。
まずはこちら。
ワードローブの設置。
これは引き戸式かと思われます。
扉を開けると、おそらく、モニターが見えなくなるのかな。
手荷物収納スペースの映像がないので、画像から推測です。
まず、ワードローブは上部にしかないので、その下が物入となるのでしょう。
位置的に靴入れですね。
それと、サイドテーブルの上ではなく、パーテーションと一体となった場所にキャビネットがありますね。
そして、オットマン下の収納。
収納スペースはこのぐらいでしょうか。
読書灯は無機質なライトからデザイン性を持たせたものに。
これだけでちょっと豪華に見えます。
これが、仄かに光るのでしょう。
そして、そして、
シート周りでは一番のサプライズはここでしょうか。
なんとスピーカーが内蔵!
これは楽しみ。
ヘッドフォンなしで音楽が聴けたら、
リラックスするような音楽を横になりながら聞けますね。
これまでは寝返りをうったりすると、どうしてもヘッドフォンが邪魔でしたから。
また、自前のブルートゥースイアフォンも接続可能ということなので、
それでも、完全に横になりながらエンターテインメントメニューを楽しめそうですね
あとは、ヘッドセット内臓スピーカーの音が周囲に漏れないのかどうか、
それがかなり気になるところです。
さて、サイドテーブルです。
最近はやりのスマホのワイヤレス充電が目玉でしょうかね。
その上には、
ユニバーサルタイプの電源
USB電源 Type-AとCがひとづつ
ヘッドフォン出力端子
でしょう。
そして、エンターテインメントコントローラー。
これで間違いないかな。
このサイドテーブルはSKY SUITE1にはなかったものです。
SKY SUTIE2や SKY SUITE3には設置されていたので、
フラグシップのシートにやっとサイドテーブルがついたなぁ~と思いました。
私は窓に近い方にシートがあった方がいいので、
恐らくこのタイプの席を選ぶことになるのかな。
テーブルはサイドテーブルから引き出して回転させるのでしょう。
機内誌などはサイドテーブル下の通路面ですね。
そしてシートベルトは2点式。
肩からの3点式ではなく圧迫感がないこともアピールされていました。
乗ったことがないのですが、もしかしてANAのThe Roomは3点式なのかな?
それから、
”快適な睡眠体験が楽しめる体圧分散構造のクッションによるベッド”
少しヘッド部分が傾けられて、寝ながらモニターが見やすくなったとのこと。
こ、れ、何気にとても大事です。
これまでは、少し頭をあげて見る必要があって、首が痛くなっていましたのでね。
そして少し映っていますが、
シートのポジションコントローラーはサイドテーブルの脇にまとめられていますね。
そして、これはひじかけ?
ひじかけが壁から収納式になっているということで、
たぶん間違いないでしょう。
根拠はこちら。
- シート幅(アームレスト間):約56cm ➡ 既存のSKY SUITE1より4cm延長
- ベット幅(最大):約56cm ➡ 既存のSKY SUITE1より9cm縮小
アームレスト間とベッドの幅が同じってことは、
アームレストは固定でベッドにしてもアームレスト部分の幅は増えないか、
アームレストがそもそもないか、
のどちらか。
そういうことになるのですが、
このように壁に埋め込まれている可動式という方法があったのかぁ~。
と、感動です。
ただ、ちょっと小さすぎる気はしまけどね・・。
そして、最後はこちら。
24インチの個人モニター。これはビジネスクラスとしては世界最大級。
ちなみにANAの The Roomも24インチ。
ということで、
ビジネスクラスの新シートですが、
今明らかになっている写真や動画を見た限りの情報での把握はこれが最大限かな、と思います。
最後に、ちょっとだけ、ANAのThe Roomとの比較を。
ANAのシートとJALの新型シートの大きな違いはサイドテーブルの位置ですね。
これは、ANAが前向き、後ろ向きと交互に座席を配置していることと、
JALが全席を前向きに配置しているかによって起こっています。
サイドテーブルって、
便利なものですけど、わざわざ作っているのではなく、
必要不可欠なものなんですよね。
前後の席のフルフラット(ベッド)にした時の伸びた足のでっぱりだからです。
ANAだと後ろ向きになった前席のベッドの足がここにあり、テーブルとしています。
JALだと、後ろの席のベッドの足がここにあり、上をテーブルにしています。
ということで、
JALはサイドにしかサイドテーブルは設置できないし、
逆にANAは前方にしか設置できません。
さて、シートの横にあるのがいいのか、
前にあるのがいいのか。
ここが好みの分かれ目かなと思いますね。
サイドにあった方が、
寛いでいる際にドリンクが真横にあったり、スマホを見たりがしやすいと思います。
一方で、前方にあるANAの場合には、
シートまわりにとっても余裕がって、シートの横幅はJALのほぼ2倍あります。
JALのサイドテーブルがある部分もシートになっているので、二人並んで座れるほど。
これは、JALの新ファーストクラスシートに似ています。
JALファーストクラス
ANA ビジネスクラス
今回の新シートの発表で、
私がANAがいいかJALがいいか、
結論を出すならこの部分が大きいかなぁ~と思っています。
とにかく、実際に早く乗ってみたいです。
ということで、今日は、JALの新シートのビジネスクラスシートについて語ってみました。