2018年6月に、9日間のスイス旅行をしてきました。
その旅行中で、印象深かったところを、順不同で少し紹介したいと思います。
ツェルマット
スイスには、スイスアルプス三大名峰と呼ばれている山があります。
- ユングフラウ
- マッターホルン
- モンブラン
そのうちのマッターホルン観光の拠点となる街がツェルマットです。
この街は、自然環境に配慮し、街の中へのガソリン自動車の乗り入れを禁止しているので、自動車の騒音もまったくなく、本当にのどかな雰囲気が漂う最高の街でした。
今回は、そのツエルマットに3泊滞在するうち、1泊を山岳ホテル「3100 KULMHOTEL GORNERGRAT」に泊まりました。
ここは、ツエルマットから登山電車で30分ほど登ったゴルナグラードというところにあるホテルです。
ここにどうしても泊まりたかったので、このホテルが空いている日を基準にして、すべての行程を組みました。
結果的にそのホテルに滞在したことが、この旅行で一番の思い出となり、こうして真っ先に記事を書いています。
GORNERGRAT へのアクセス
ゴルナグラードへは、ツエルマット駅の向かいにあるゴルナグラード鉄道に乗って行きます。
丁度、30分ぐらいの距離で、ゴルナグラードは終点の駅です。
大きな荷物はツエルマットのホテルに預かってもらい、1泊用の荷物だけを持って行きました。
3100 KULMHOTEL
3100 kulm hotel は、標高が3,100mの場所にある100年以上の歴史のあるホテルです。
こんなところで、100年も営業を続けられているところがすごいと思います。
天文台もあるので、気象観測などで使われていたのかもしれません。。
私は、2018年6月25日に滞在。
予約は3か月以上も前の3月ぐらいだったのですが、その時点で既に6,7月では、数日しか空室のある日がありませんでした。やっぱり、人気のホテルですね。
部屋のタイプは大きさの違いで2種類、あとは窓からの景観で2種類に別れています。
迷わず、部屋からマッターホルンが見える「Matterhorn Double Room」で予約。
ダブルというのは、ダブルベッドという意味ではなく2名用の意味なので、ベッドは2つある部屋でした。
男二人での宿泊だったので、ホテルにベッドは2つを確約してください、と事前にメールを入れたところ、しっかりと確約をしてくれました。
予約サイトはオフィシャルからで、2食付で、450スイスフランでした。
1階・お土産屋や展示場
終電の後に行ってみたら、誰もいませんでした。
そりゃぁ、そうですね。。
マッターホルンチョコレートが展示されていましたが、
これ、いつからここに飾ってあるのでしょうか?まだ、食べれるのかなぁ~とちょっと疑問。
2階・レストラン
こっちは、宿泊客じゃなくても利用できるカフェテリア。
こちらは、宿泊客用。夕食、朝食をこちらで頂きました。
客室
各部屋は部屋番号ではなくて、山の名前がついています。
私の部屋は「hohberghorn」。
お部屋の中。シンプルと言えばシンプルですが、白壁と木目が清潔で山小屋って感じはします。
リネン類も清潔、そのもの!
壁には、等高線の模様が描かれてました。
ん?石・・
hohberghorn 標高4,219mの山頂の石だそうです!
あ、この部屋の名前だ!!
バスタブはありません。お水もお湯も貴重ですから仕方がないですね。
それでも、お湯は高温度でしっかりと出てきました。
ホテルでの食事
夕食
お待ちかねの夕食。
サラダはブッフェ形式。
標高3,100mで、これだけ新鮮な野菜が食べられることに感謝しかない。
そして、生ハムやサラミも美味しい。
まずは、たっぷりとワインに合いそうなものを、前菜として、よそってきました。
ドライトマトがワインにピッタリで美味しかった!
そして、あったかいビーフのスープ。
このへびみたいなのはパスタ。パンのみみ、みたいな触感でした。
メインはポークとリゾットを選択しました。
盛付がおしゃれ。
ここ、山小屋なんですけど。。。
デザート。
これまた、お洒落さん。
もう、大満足。
だって、標高3,100mの山の上なんですから!
翌日の朝食
基本はブッフェで、
卵料理(ホットミール)はオーダ式のようで、昨晩のおじさまが注文を取りに来てくれました。
なんと、シャンパンがありました!(スパークリングワインだけど。。。)
朝食のハムやサラミとチーズは、まさに、シャンパンにぴったり!
朝から大目に頂きました!最高!!
早朝の風景
朝方までは、小雨も降ったりと、天候の回復の兆しはなかったのですが、
日の出時間の少し前ぐらいから、徐々に天気が回復してきたので、外へ出ました!
「おぉぉ~、晴れてる~!!」
まだ、日の出前。
雲海が凄い。
ツエルマットの街は、この雲の下なので、まだ曇りですね。
始発の電車がツエルマットから到着するまでは、山頂の景色はこのホテルに宿泊しているだけでひとりじめ!
駅には誰もいない。。駅員さんは、始発でお客さんと一緒にやって来た。
ゴルナグラード駅から3100 kulm hotelを眺める。誰もいない。。。
そして、こっち側は、まだまだ、雲が厚い。
あ!
アルプスの少女ハイジの「大角のだんな」だ!!
塩をなめに来ているみたいです。ホテルで塩を用意しているんだと思います。
あ、ちなみに、大角のだんなはこちら。(笑)
大角のだんなに気を取られている間に、
だんだんと全体的に、雲が晴れてきました。
ホテルの裏にもう一段高みとなっている展望台があります。
展望台から3100 kulm hotelを眺める。
氷河まではっきり!
これはゴルナー氷河。
パノラマも撮ってみました。
その1
その2
前日は天気がよくなくて、
せっかくここまで来たのに残念だなぁ~と思っていたのですが、
翌日の午前中は、ここまで天気が回復してくれて、本当にラッキー。
最後に
実は、このホテルには、25年前にも一度訪れていました。
当時は、インターネットはまだなかったので、国際FAXでやり取りをして、予約をとったのを覚えています。
当時はシャワー、トイレは共同でしたし、もっと山小屋風でした。
それでも、当時も超感動した記憶がはっきりと残っていて、いつか再訪してみたい、と思っていたのです。
改装後、そして25年ぶりに訪れたこのホテルは、やっぱり、最高でした!
ホテル自体は、かなりパワーアップしています。450スイスフランも納得の価格です。
そして、マッターホルンも最高!
また、行きたい。
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