気になる記事マイレージ JALコードシェア共同運航業務提携

JL|あの提携はどうなった?案件

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2017年以降にJALよりプレスリリースされている、他航空会社との提携案件について、いったい今はどうなっているのか、気になっていたので調べてみました。

発表されてから、時間が経過している順に、

提携がほぼ完了しているものを○、

進んではいるが、もう少し強い提携が望まれるものを△、

ほとんど進んでいないものを×、として表してみました。

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ベトジェット △

2017.07.25:二社間の包括的業務提携を発表

2018.10.28:コードシェアを開始

※今後:マイレージなど他の分野も含めた包括的な業務提携も検討

ベトジェットは、既にベトナム国内線においてはフラグシップキャリアのベトナム航空を抜いている、世界の中でも最も勢いのある航空会社の1つですね。

ただ、LCCです。


ANAがベトナム航空に資本まで投下しがっつり業務提携をしましたので、それに対抗するための提携でしょう。


ベトジェットがLCCなので、ベトジェット運航のJAL便名のコードシェアは、Sky BOSSという上級ランクのみでのコードシェアになっています。

Sky BOSSで受けられるサービス・・
VIPラウンジ
優先チェックイン
受託手荷物のプライオリティ・バゲージ・サービス
受託手荷物30キロと、機内持ち込み手荷物10キロまで無料
優先座席指定
航空機までの専用車での優先搭乗(バスでの搭乗の場合)
機内食とドリンクのサービス

 

他の提携ネタとは違い、しっかりと動き出したのは評価に値します。

ビスタラ ×

2017.09.07: 二社間のコードシェア、マイレージ提携を発表 →進展なし

発表された内容

  • JALの成田~デリー線および国内線のコードシェア
  • ビスタラのインド国内線でコードシェア
  • マイレージ提携やラウンジの相互利用の検討
ビスタラ vistara

ビスタラは、インド大手財閥タタグループとシンガポール航空が共同出資で2014年に設立したインドの新興航空会社で、サービスの質を重視したフルサービスの航空会社です。

国土が大きいインドで国内線の利用は必須なので、そこでJALマイルを加算できるフライトが出来るのは大きいのですが、2018年中には、話がまったく進みませんでした。

ビスタラ 機内食も美味しそう!

ハワイアン航空 ○

2017.09.26:二社間の業務提携を発表

2018.03.25:コードシェアとラウンジの相互利用を開始

*同日ハワイアン航空の成田ターミナルを第一から第二ターミナルへ変更

2018.06.15: 独占禁止法適用除外を申請

2018.10.01:マイルの相互積算および特典航空券の相互利用を開始

ハワイアン航空

二社間の提携としては、2018年にすべてが開始された唯一の航空会社。

アエロメヒコ航空 ×

2017.10.01: 二社間のコードシェア提携を発表 →進展なし

発表された内容

  • JALの国内線および日本~アジア路線のコードシェア
  • アエロメヒコ航空の成田~メキシコシティ、ロサンゼルス~グアダラハラ、モンテレー、メキシコシティ~メキシコ国内各都市のコードシェア
  • マイレージ提携や両社のラウンジ相互利用の検討
アエロメヒコ航空

アエロメヒコ航空は、スカイチームアライアンスに所属している航空会社ですが、アライアンスの枠を飛び越えての業務提携が新鮮でした。

しかしながら、それが災いしてなのか、なかなかその先の提携話が聞こえてきません。

アエロフロートロシア航空 ×

2017.11.27: 二社間の包括的業務提携を発表 →進展なし

発表された内容

  • JALの日本~モスクワ、国内線および国際線のコードシェア
  • アエロフロートの日本~モスクワ、モスクワ~ロシア国内各都市のコードシェア
  • マイレージ提携や両社のラウンジ相互利用の検討
  • JALの利用モスクワ空港の移転の検討
  •  
アエロフロートロシア航空

こちらもなかなか進展が聞こえてこない提携話ですが、モスクワの拠点空港が異なるのが大きな障壁だと思います。

現在のJALの利用空港はドモジェドヴォ空港(DME)、
一方、アエロフロートが利用するのはシュレメチボ空港(SVO)

仮に空港を移動してまで乗り継ぎをしようとする場合、最低乗り継ぎ時間(MCT)は6時間となっています。
また、 乗継であってもロシアへの入国が必要になってきます。

JALとしては、モスクワから先のアエロフロート航空の接続フライト(特にロシア国内線や、東欧諸国)が欲しいところですので、乗り継ぎ空港問題はやはり大きいと思います。

ガルーダインドネシア航空 △

2018.09.06:二社間の包括的業務提携

2018.10.28:コードシェアを開始

※今後、コードシェア便(*)拡大、マイレージプログラムの提携、共同事業を検討

発表から実施までがあっという間に済んでしまっためずらしいパターンです。

ガルーダインドネシア航空は、ANAとの提携も解消しておらず、JAL、ANA両社との提携関係を持つ航空会社となりました。

ANAとはマイレージの提携まで進んでいますので、JALともそこまでの進展に期待したいと思います。

アラスカ航空 ○

2018.02.02:ヴァージンアメリカ買収によるコードシェア拡大の発表

2018.09.26:JALシアトル線就航に合わせたコードシェア拡大の発表

2016年に既に特典航空券の利用やマイレージ提携まで進んでいました。

二社間の提携としてはほぼ最終地点まで行きついていたのですが、その後のコードシェアも拡大の一途をたどった2018年でした。

ワンワールド非加盟キャリアの中では、
ハワイアン航空と並んで、JALマイラーに最も愛されている 航空会社かもしれません。(笑)

Sky Team 加盟航空会社との提携がキー

SKY TEAM


2017年に続き、スカイチーム加盟の航空会社とANAおよびJALとの二社間業務提携の取り合い?が白熱した2018年でした。

アリタリア航空=ANA
ベトナム航空=ANA
アエロフロート航空=JAL
アエロメヒコ航空=JAL
ガルーダインドネシア航空=JAL
大韓航空=JAL
チャイナエアライン=JAL
中国東方航空=JAL
中国南方航空(2019脱退)=JAL

マイラーとしては、マイレージ提携までいってこそのコードシェアだと思っています。

2018年時点では、スカイチーム加盟航空会社の利用で、JALのマイルを貯められるのは、大韓航空中国東方航空です。

2019年には、提携のプレスリリースが既にされているアエロメヒコ、アエロフロート、ガルーダインドネシアでJALマイル加算が出来るようなっていて欲しいと思います。

また、異なるアライアンス同士の提携は、色々と障害があるのも当然だとは思いますが、もう少しスピードアップするか、

もしくは、ある程度形が固まるまで、プレスリリースは控えるかなどして、

お預け状態が(笑)あまり長くならないように、お願いしたいところです。

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