2019年3月にシンガポール・チャンギ国際空港のターミナル4へ行ってきました。
ターミナル4はチャンギ国際空港の4つあるターミナルの中で最新のターミナルで、あらゆるところに最新技術が詰まっています。
チャンギ国際空港史上、最高に楽しいターミナルです!
ターミナル4の大きな特徴
まず、ターミナル4の大きな特徴が2つ
- 出発ロビーと到着ロビーが別れている点
- 出国手続きの無人化が進んでいる点
出発ロビーと到着ロビーが別れている
これまでのターミナル1,2&3
到着客と出発客が同じフロアを行き来します。
それによって、今までのターミナルは、成田や関空とは異なることが出来たり、出来なかったかりします。
1)出発時&到着時:出発客と到着客が空港内で会うことができます
便の違うフライトで到着する場合にも便利で、先に着いた方は入国はせず、空港内のレストランやソファで相手を待っていることが出来ます。
⇒日本ではできません
2)到着時:シンガポール到着後にシンガポールの空港免税店でショッピングをしてからの入国もできます
⇒日本ではできません
3)出発時:飲料水や液体物のチェックは出国時ではなく各ゲート前で行われます
ゲート前チェックまでは、ペットボトルなどの液体もずっと保持していられます。
⇒日本ではできません
その逆に、空港内で買った液体物のお土産は、規定の1リットルの透明袋に入らない限りは、ゲート前のチェックで没収されてしまいます。(シンガポール名物のカヤジャムや薬のタイガーバームなど)
⇒出国後の日本では没収されません。
ターミナル4
到着客と出発客は別のフロアを行き来します。成田や関空と同一の進路となります。
そのため、上記で説明したような今までのチャンギ国際空港で出来ていたことは出来なくなります。
このようにこれまでのターミナル1~3と、新しいターミナル4では、利用客の動線が違うため、ターミナル間の移動は気軽にはできません。
ターミナル4は、ターミナル4から出発する航空会社の搭乗券がない限りは、ターミナルへ入ることも出来ません。
このことから、チャンギ国際空港の中では、ターミナル4だけ孤立したようなターミナルになっています。
出国手続きの無人化が進んでいる
ターミナル4では、搭乗手続きから出国審査までの手続きがすべて無人で完了できるようになっています。
チェックイン手続き
まず、チェックインについては、今ではどこの空港でも出来る方が多いかと思います。
預け荷物がある場合には、預け荷物の数を入力すれば、自動チェックイン機から、荷物へ付ける荷物タグが申告数だけ印刷されて出てきます。
印刷された荷物タグを自分で荷物に付けたら、自分で下のコンベアに載せます。
どこから取り付けた荷物タグをスキャンをしているのかわかりませんが、置けばタグを感知します。
その技術がすごいです。
横のモニター付の機械へパスポート情報を読み込ませればOK。
預かり証が印刷されて出てくれば、終了です。
出国手続き
出国手続きも無人可です。
以下のようなゲートが2つあるラインに並びます。
最初に、搭乗券のQRコードを読み取らせ、パスポートをかざします。
それで問題がなければ、第一ゲートが開きますので、先に進みます。
そこで、指紋をスキャンします。
これでも問題がなければ、出国審査完了となります。第二ゲートが開きますので、先に進めます。
次は手荷物と身体のX線検査となります。
まず、荷物のX線ですが、パソコンは鞄の中のままでOKです。財布やスマホも鞄に全部どさどさと、入れてしまってOK。とっても簡単です。
靴も脱ぐ必要はなくなりました。
身体検査は、ブースに入り、両手を上げるパターン。3秒ぐらいで終わりました。
預け荷物にチェックが必要なものがあれば、トレーごとに係員の方向へ自動で送られます。
何もなければ、手前の方に流れてくるので、それで荷物検査も終了です。
ターミナル4には興味深いものが多い
ミリオネア
ドバイ空港やドーハ空港のような高級車が当たるミリオネアをやっています。
ショップが個性的
有名な紅茶のTWGのお店。派手な装飾でお祭りの縁日みたいです。
PARIS BAGUETTE。パン屋さんもおしゃれな造り。
オブジェがすごい
鉄で作られている家族の彫像。
懐中時計の中の水族館。
「STEEL IN BLOOM」鉄の花々。
ターミナル内には至る所にデザイン性の高いソファが多い。
① ねじれの椅子
②爪型の椅子。
③青いぐるぐるネジの椅子
④犬型の椅子と赤いぐるぐるネジの椅子
⑤お椀型の椅子とねじまがりの椅子
無料のアクティビティ
無料で使えるパソコンコーナー
無料で映画が楽しめるシアターエリア
古風なサッカーゲーム
アーケードゲームも無料
町をそのまま再現&プロジェクションマッピング
ショッピングアーケードの一番端には、シンガポール・プラナカン住宅を再現した、街の風景を作りだしています。1階は実際の店舗にもなっています。
そして、中央の2棟の2~3階はなんと、プロジェクションマッピングのアトラクションになっているのです。
進化系フードコート
中二階にあるフードコートも最新。
オーダーは各店の手前にあるタッチパネルモニターで注文します。
中央に全店舗の注文が出来るモニターもあり、ここで注文をするとクレジットカードで清算が出来ます。
モニターで注文すると、番号が書かれた注文票がアウトプットされます。
お店ごとに、出来上がった料理の番号が電光掲示板に現れるので、自分の番号が出てきたら、お店へ取りにいきます。
搭乗ゲート
搭乗ゲートは一直線。
手荷物のX線検査は終っているので、間に検査もなくここから直接機内へ入ることになります。
そのため、各ゲートごとに前室のような場所もありません。
とても、オープンな空港になっています。
最後に
最新ターミナルだけあって、技術的にも最先端なのですが、
居心地やデザイン性なども同時に重視されいて、とても居心地の良いターミナルだなぁ~と感じました。
中二階には寛ぎソファもあって、少し長い待ち時間の時にはここで仮眠も取れます。
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