こんにちは。
JALの旅コミュニティtricoのアンバサダーをしていますひことらです。
JALのステイタスって実際いる?
修行する必要ある?
そう聞かれることがありますが、人それぞれです、と答えます。(笑)
何に価値を見出すか?は本当に人によって異なりますからね。
割と年配の方々はステイタスで得られるサービスよりも、それを持つ優越感まさに「ステイタス」のために保持している方もいらっしゃるように思います。
修行僧の色々
修行僧と言っても色々なタイプの方がいると思います。
航空会社によっても違いますが、例えばJALだとしても様々。
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サファイヤやダイヤモンドは難しいけれど、クリスタルぐらいは狙おうかなと言う、ライト派修行の第一歩です。若い方とか、たまたまクリスタルを狙えるところまで来たので、狙ってみようかな、という方とか。
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半永久的にワンワールドサファイアのステイタスが持てるJGCへの加入を狙っている、JGC派この修行僧はJGCに加入が出来ると解脱(修行を止めること)、この方々の修行は一生に一度ですね。
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最上級ステイタス・ダイヤモンドのステイタスを目指す、ガチ派この修行に終わりはなく、この方々の修行は毎年続きます。
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JGC Life Mileageでの5つ星・JGC Five Starを目指す、生涯修行派1年単位ではなく、生涯フライトでのJAL最上級を目指す、これぞ究極の修行僧だと思います。
飛行機でお隣の席の方が修行僧だと知って、ちょっと盛り上がることがあっても、修行のレベルはたくさんあるんですよね。
私の修行
私が今現在持っているJALのステイタスはこちら。
JGC DIAMONDになります。
2022年まではこんな感じ。2023年もダイヤモンドは確保出来ているので、ダイヤモンドは直近の8年連続となります。
(ちなみにこれ以前の時期はANAで10年ほどステイタスを保有していました。)
ということで、私の直近の修行は、先ほどの修行僧レベルで言うと、ガチ派です。(笑)
そして、今日の本題はここからです!
修行の目的になっているダイヤモンドステイタスって取る意味ある?
高いお金を使ってダイヤモンドステイタスになって、それに見合うだけの特典は受けられている?
そんなところを、”私の場合は、”というところで改めて考えてみました。
既にダイヤモンドステイタスをお持ちの方でも、そんなサービスあったんだぁ~と気づくものが1つはあるかもしれません。
又、これから修行をされるかどうか悩んでいる方のヒントにもなれば幸いです。
特に、修行僧の②JGC派にとっては、JGCだけの場合とダイヤモンドステイタスとを比較した場合の私の意見も合わせて載せていきたいと思います。
※JALの場合、ダイヤモンドステイタスとほぼ同様のサービスが受けられるJGCプレミアステイタスがあります。こちらのレポートではJGCプレミアについては特別記載はせずに、ダイヤモンドステイタスのみ記載しています。
ダイヤモンドステイタス特典の満足度ランキング
これはあくまで私の場合で、すべての方に当てはまることではありません。
それでもわかりやすくランキングにしてみました。
合わせて、JGC加入=JMBサファイアとの違いと、JGCから更なる修行を行う価値はあるのか?というところも考えてみました。
ちなみに、私の趣味嗜好はこちらです。
- 飲酒が好き(日本酒以外はすべて好き)
- 爆食可であり断食も可。食べ貯めが出来るタイプ
- せっかち
- 人の目を気にしぃだけど人にさほど関心なし
- JALへの飛び抜けた愛情はなく、ANAも他社も全般的に好き
1位 空港ラウンジの利用
私の場合は、ステイテスを持つ理由のダントツ1位がこれです。
そのラウンジで何をするのか?何がそんなに良いのか?
- 寛げる
まずはこれですね。レストランやカフェに入る以外には空港内でゆっくりと落ちつくのはなかなかに難しい。上着や荷物を置いて落ち着ける場所は必要です。
- WIFIと電源完備
どのラウンジでもこの両方はほぼ確保が出来るので、それでパソコンで仕事をしたり、動画を見て過ごすことが出来ます。
- 無料の食事が楽しめる
そのラウンジの名物料理とか、郷土料理なんかも食べることが出来ます。ファーストクラスラウンジではオーダー式のアラカルトの食事が頂けるところもあり、毎年ダイヤモンドステイタスまで目指しているのもここが大きいです。
- 無料のお酒が楽しめる
バーテンさんが常駐していたり、プレミアムなウイスキーやシャンパンを頂くことも出来て非日常が味わえます。ラウンジに入らなくてもビールやワインぐらいならレストランでも取れますが、ウイスキーや焼酎などはラウンジでないと味わえないことがほとんど。唯一無二の場所なことも多いです。
- 仮眠が取れる
仮眠室のあるラウンジもあり、搭乗まで長い時間がある時にはとても便利に利用が出来ます。クアラルンプールのゴールデンラウンジやバンコクのターキッシュエアラインラウンジの他、成田空港のサクララウンジにも仮眠室があります。
入れるラウンジはステイタスによって異なりますが、ざっと以下のような感じ。
ステイタス | 利用出来るラウンジ | |
---|---|---|
JAL運営 | ワンワールド 他社運営 |
|
クリスタル | ✖ * | ✖ |
JGC サファイア |
サクララウンジ | ビジネスラウンジ |
ダイヤモンド | ダイヤモンド プレミアファースト サクララウンジ |
ファーストラウンジ
ビジネスラウンジ |
*クーポン利用で限定数のみ可
国内線だけしか乗らない場合、
利用できるラウンジはサクララウンジかダイヤモンドプレミアラウンジかの違いで、そこには「おにぎりやパンなどの軽食類の有無と生ビールの種類」ぐらいの差しかありません。
しかも、新千歳、羽田、伊丹、福岡、那覇の5空港以外にはダイヤモンドプレミアラウンジは存在していません。5空港以外はJGC等とJMBダイヤモンド間に差がありません。国際線に乗る頻度が多い場合、
ファーストクラスラウンジのある都市は非常に少なく、その都市以外ではJGC等とJMBダイヤモンド間に差がありません。それは日本の関空やセントレアでも同様です。
(ワンワールド・ファーストクラスラウンジのある都市:成田、羽田、香港、クアラルンプール、ロンドン、ドーハ、ニューヨーク、シカゴ、ダラス、ロサンゼルス、シドニー、メルボルン等)
2位 マイルの有効期限廃止
その名の通り通常は3年のマイルの有効期限が撤廃されるサービスです。
たくさんのマイルが必要な特典と交換することを目指している場合には、とても助かります。
例えば、夫婦でロンドンまでファーストクラスの特典航空券と交換しようとなると、二人で30万マイルが必要となってきます。有効期限が撤廃されることで、時間をかけてゆっくりとマイルを貯めることが出来ます。
JGC等にこのサービスはありません。このサービスだけでも、ダイヤモンドステイタスを持つ価値はあると私は思います。
3位 前方座席指定サービス
JALの説明では「前方」とは言っていますが、「前方」に限らず「非常口前座席」や「窓側」などの席が希望通りに指定できるサービスです。
私は飛行機に乗る際はいつも無意識、当たり前のように利用しています。
(指定をする際、「この席はステイタスがあるから指定が出来るんです」とは表示されないので、本当に無意識に利用させてもらっているんですよね。)
例えば、
国内線のA350型機のファーストクラスの窓側は全部で4席。ステイタスを持っていない場合、そのうちの1席しか事前指定は出来ません。普通席の場合も、窓側席や通路側席の多くがステイタス保持者用にブロックされています。
国際線の場合は、指定するには有料となる席(足元が広く取られている席です)が登場していますが、そちらも無料で指定が出来ます。
指定出来る席はダイヤモンドステイタスとは異なり、少なくはなりますので、座席への思い入れ、希望が強いかどうかで変わって価値は変わってくると思います。
例えば、最前席の足元が広い席に絶対に座りたい、〇〇を空から見たいから右側の窓側に座りたい、など希望が強い場合にはダイヤモンドステイタスがあった方が良いとは思いまし、窓側ならどこでも良いのであればJGC等でもいいかもしません。
4位 マイルUPボーナス
JALグループ便の他、アメリカン航空便、ブリティッシュ・エアウェイズ便、イベリア航空便の利用の際に、ボーナスマイルがもらえるサービスです。
そのボーナス額が飛び抜けていて、これは本当にありがたいと思います。
ダイヤモンドでは130%ボーナス、JMBサファイアの場合は105%ボーナス、JGCの場合は35%ボーナスですのでこの差をどう取るか?
35%のボーナスを130%のボーナスにするために、多くのお金をかけて修行するのは本末転倒な気はします。あるとうれしいけれど、このためにダイヤモンドステイタスまでの修行をするのは・・・。
5位 専用チェックインカウンター
チェックインを専用カウンターで出来るサービスです。
私は国際線に乗る時は必ず利用していますし、国内線に乗る際も当日空港アップグレードの依頼などで利用することが多いです。
主にダイヤモンドステイタスはファーストクラス専用カウンター、JGC等ではビジネスクラス専用カウンターと同じことが多いです。
これもラウンジ同様の判断かと思います。
ファーストクラスの設定がない空港やJAL以外の航空会社の場合、JGC等とダイヤモンドステイタスは同じ所が専用カウンターとなります。そこに両社の差はありません。JALだとしても地方空港はそうです。
又、預け荷物のない国内線搭乗の場合、そもそもカウンター自体が不要だったりして、この特典自体がまったく無意味になものになります。
一方、国際線の場合には、チェックインカウンターでの手続きが必要なことも多く、どこもチェックインカウンターには長蛇の列が出来ます。ダイヤモンドステイタス専用カウンターが利用出来ると行列に並ぶ時間もかなり短縮できます。ダイヤモンドステイタス専用カウンターとJGC等専用カウンターでは、行列もかなり違います。
6位 専用保安検査場&優先セキュリティレーンの利用
国内線では専用保安検査場を、国際線では優先セキュリティレーンが利用出来るサービスです。
私もほとんどすべてのフライトで利用させてもらっています。
そのおかげで長く待たされることなく、空港ラウンジへ直行出来ます。(笑)
JGC等にもこのサービスはあります。ダイヤモンドステイタスとJGC等の間に差異はさほどありません。
ただし、セキュリティチェックが厳しい海外の空港では、保安検査場前に長蛇の列が出来ていることが少なくありませんので、優先セキュリティレーンはありがたいです。海外の空港では、JGC等(ワンワールドサファイア)ではダメで、ダイヤモンドステイタス(ワンワールドエメラルド)が必要な所も多いので、その場合にはダイヤモンドステイタスは重宝します。
7位 プライオリティバッゲージサービス
国内線でも国際線でも預け荷物が優先的に先に受け取れるサービスです。
荷物を預けたら当たり前のように必ず利用が出来ているので便利です。
順序に若干の差はありますが、費用をかけて修行をしてまでの差異はないですね。
8位 サービスセレクション
いくつかあるサービスの中から好きなものを1つだけ選んでもらえる特典です。
- e JALポイント
- パートナーステイタス
- スマートギフト
- JALクーポン
- 選べるギフト
2023年度はこの5つから選べます。
パートナーも旅行をされる方だとパートナーステイタスを選ぶ方が多いと思いますが、私はeJALポイントで6万円相当分を毎年頂いています。
特にパートナーステイタスはここでしか得られない特典なのでJMBダイヤモンドは必須でしょう。
9位 ステイタス専用デスク
ステイタス保持者専用の電話番号を設置しているのサービスです。
JALのコールセンターはなかなかつながらないことが多いので、専用の電話番号があるのは大変に便利で、いつも利用しています。
10位 受託手荷物無料許容量の優待
国内線と国際線で若干の差はありますが、だいたい通常プラス1個または通常プラス20kgの荷物が預けられるサービスです。
海外に駐在していた時はこれがとてもありがたかったですし、必ず使わせてもらっていました。
今は、あまり関係ないかなぁ。。
ワンワールド加盟航空会社のエコノミーだけは追加出来る量が少ないですが、それ以外では両社にさほど差異はないように感じています。
と、とりあえず自分が便利に使っているという10個のサービスについて挙げてみました。
1つ1つコメントしましたが、その中にはダイヤモンドステイタスじゃなくJGC等で受けられるものもあるので、参考にしてみてください。
その他のサービス
ステイタスを持つと得られるサービスは他にもあります。
私の場合には10位までに漏れてしまいましたが、の他のサービスについても挙げて見たいと思います。
私が利用していないだけで、もしかしたら読者の方にとっては、掘り出し物?(笑)のサービスもあるかもしれませんので。
- 予約時の優先キャンセル待ち
キャンセル待ちの順番が優先的に繰り上がるサービスです。ビジネストリップの場合にはとても重宝するかもしれませんね。
但し、運賃ごとなので、安い運賃の一番前よりも、高い運賃の一番最後のキャンセル待ちの方が優先されるシステムなのは、使えるサービスなのかがわからないです。➡JGC等でも同様のサービスがあります。(優先順位はダイヤモンドの次になります) - 国内線 先行予約サービス
2023年4月中旬以降は、330日前の09:30 a.m.から予約開始のところが07:00 a.m.から開始となります。
私自身は国内線を330日も前に予約をしたことがないのでわかりません。➡JGC等にはないサービスです。 - 空港での優先空席待ち
空港で当日にキャンセル待ちをする場合に順番が優先的に繰り上がるサービス。
クラスJやファーストクラスへの当日アップグレ―ドの空席待ちもこれにあたり、私も何度か利用したことがあります。
修行時に重宝する羽田~那覇の当日アップグレードなどはとても人気があるので、S種別と呼ばれるダイヤモンドステイタスを持っていないとなかなか難しいように感じています。➡JGC等でも同様のサービスがあります。(優先順位はダイヤモンドの次になります) - 空港での優先搭乗
機内への搭乗が先に出来るサービスです。
私もよく利用させてもらっていましたが、最近は先には乗らなくなってしまいました。やっぱりステイタスは関係なく、後ろの席や窓側の方から先に乗るのが最も効率が良いと思うので。➡JGC等でも同様のサービスがあります。(優先順位はダイヤモンドの次になります) - 国際線機内販売事前予約
機内販売品を事前に予約出来るサービスです。
事前予約が出来る商品は限られているので、私はこれまでは利用したことはありません。➡JGC等にはないサービスです - 国際線Wi-Fiキャンペーン
国際線「機内Wi-Fiサービス」を40フライト分無料で利用が出来るサービスです。
1フライトあたりで2,000円ほどするので、かなりありがたく利用させてもらっています。➡JGC等にはないサービスです - 国際線アップグレード特典 マイルバックキャンペーン
対象路線でアップグレード特典を利用した際に使ったマイルの一部がマイルバックされるサービスです。
何度か利用したことがあります。ありがたいサービスです。➡JGC等でも同様のサービスがあります。 - JALとっておきの逸品 限定商品
「JALとっておきの逸品」に会員限定商品が用意されいるというものです。
これまでは利用したことがありません。➡JGC等でも同様のサービスがあります。 - パイロット体験 航空教室
実際のパイロットが使う訓練用コックピットにおける本物さながらの飛行操縦を体験できるマイル交換サービスです。
唯一無二と言いますか、好きな方にとっては、大変魅力的なものではないでしょうか。
私人は、さほど興味がないので、これまでは利用したことはありません。➡JGC等にはないサービスです - 新羅免税店でのご優待
新羅免税店(ソウル店)で利用できる8USドル相当の電子マネーが頂けるものです。
これはいつも気にしているのですが、まだ利用したことはあいにくありません。一度は使わせてもらいたいです!➡JGC等でも同様のサービスがあります。 - 羽田空港駐車場予約サービス
羽田空港駐車場の予約が優先的に取れるサービスです。
私は車で空港へ行く事はないので今まで利用したことはありません。
➡JGC等でも同様のサービスがあります。
こちらにも、JGC等にはないサービスがいくつかありますので、それを重要視する方はダイヤモンドステイタスの獲得が必須になりますね。
パイロット体験なんかは熱烈なファンのいるサービスかもしれません。
まとめ
さて、見落としているサービスはありませんでしたか?
又修行を検討されている方の少しはお役に立てたでしょうか。
今回は、JGC加入で修行を止めるか、それともダイヤモンドステイタスまで続けるか?
そんな時の参考になればと思い書いてみました。
ステイタスを得ることで本当に色々なサービスが受けられます。
私の場合はラウンジでの美味しいお酒。
なので、ラウンジのない空港は極力選ばない、そんな偏った旅を続けております。(笑)
でも、同じようなお仲間も実は結構いるんだろうなぁ~とは思ってたりして・・・。
ということで、私の場合にはファーストクラスラウンジに入れるという特典だけで、ダイヤモンドステイタスは必要で、修行も必要だと思っております。
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