2021年4月、弘前さくらまつりを訪れた際に、五能線の【リゾートしらかみ】にも乗りました。
全席指定席のため、事前に指定券を買わなければ乗れない列車ですが、4月25日・日曜日乗車分でも、2日前にネットであさっりと買えました。
しかも海側のA側窓側席。座席は絶対にA側座席!というのはネットで調べていましたよ。
座席予約はえきねっとを使ってネットから簡単に出来ます。
座席も自分で座席表から好きな座席まで選べるので、A側座席も確約で確保できました!
青森駅から乗車。
出発の15分前ほどに来ましたが、既に入線していました。
朝の時点では雨。
せっかくの五能線が雨って・・・。気分はどんより。
リゾートしらかみは3編成ありますが、私が乗ったのはリゾートしらかみ2号。車両は青色の「青池」。
自分が乗る車両は4号車。4号車ですが先頭車両です。秋田行はすべてそうなります。
先頭は展望室になっていて、誰でも自由にこれる場所。
なんと!窓ガラスにモニターがはめ込まれている!?!
これ、透過型ディスプレイ「e-モーションウインドウ」と呼ばれているもの。
通常2重になっている車両の窓ガラスの間に有機ELディスプレイを挟んだ構造とのことです。
車外の天候や気温、日没時間などの情報、東北デスティネーションキャンペーンの告知、五能線内の観光コンテンツなどが表示されます。このコンテンツは運転席にあるiPhoneから流されていました。
展望室には五能線沿線の魅力が語られたパンフレット、スタンプラリーの台紙、そして乗車記念スタンプと消毒スプレーが置かれていました。
ちょっと後ろの車両へも。
こちらはトイレ。
ユニバーサル・車いすでも利用可能な立派で清潔なトイレでした。
3号車。4号車とデザインに違いはなさそうです。
ただ、イベントスペースがあります。
津軽三味線生演奏はこちらで行われます。
そして2号車。こちらはすべてコンパートメントになっています。
1室の定員は6名。3名から予約が可能ですが相席になる可能性もあるそうです。
椅子は広げて畳のようにフラットにも出来るそうです。
家族連れで乗ってみたいです。
そして1号車。最後方車両です。
こちらにも展望台があります。
4号車の展望台と同じですかね。
せっかくなので・・・
スタンプも頂きました。
さて、自席に戻ってきました~。4号車4Aです。
自席からの眺め。
前席との間隔がすごく広くて快適です。これ新幹線のグリーン車よりも広い気がしました。
窓枠には凹凸があってここには飲み物とか、スマホは置けませんでした。
こうやってテーブルを倒すしかありませんが、
大きなテーブルの他、カクテルテーブルもありました。
ペットボトルホルダーも前席についていて便利でした。
さっそく、お酒を始めます。
そうそう、もう列車はとっくに出発しております・・・。
天井からぶら下がるモニターには時折、運転席からの映像が流れて楽しいです。
途中のひなびた駅。駅名表示板にはそれぞれの駅の名所が描かれています。
そして、この辺りも桜も満開でした。
この車内では、津軽三味線生演奏が楽しめます。
「津軽じょんから節」など代表的な民謡が演奏されます。
全車両の天井モニターに同時中継されて、音楽と映像が自席から楽しめます。
青池車両では、3号車のイベントスペースにて。
区間は五所川原駅~鰺ケ沢駅間のわずかに26分間。わずかにと言いましたがこのぐらいでいいです。(笑)
演奏者は毎日変わるそうです。身軽に五所川原駅で乗られて、鯵ヶ沢駅で降りて行かれました。
本当に地元の方々みたいでしちたよ。
鯵ヶ沢駅。
それから、五所川原から深浦の間では、地元の方々が列車に乗り込み、地元でしか買えない特産品をお客さまとふれあいながら販売する「ふれあい販売」がありました。
ほんとに、地元のおにいさん、って方でした。写真を撮らせてください!ってお願いしたら、綺麗に並べなおしてくれたりして、とってもお優しい。
立佞武多どら焼きを1つ頂きました。
蜜の入ったふじりんごをたっぷりはさみこんだ「りんごどら焼き2個」と、果肉まで赤いりんご「御所川原」の酸味がありさっぱりとした「赤〜いりんごどら焼き1個」の3個セット。500円。良心的なお値段にも、ほっこり。
そうこうとしている間、列車は海外線へと近づきながら走っております。
遠くに見える山は津軽半島かなぁ~。
駅とつながっている蔵。丸金。りんご問屋さんのようでした。
海外線が見える頃には、なんとお天気に!
海の色は晴れていると全然変わってきます。
なんなら、快晴ぐらいにまで好転。
ちょっと、先頭展望室へも行ってみました。
現在地、時間、気温、標高なんかも出て、なかなか便利。1/3ぐらい通過してあたりですね。
この日は車掌さんも先頭車両におりました。
のどかな東北の春の風景。
さて、さて、間もなく景勝地でもある千畳敷へ。
岩場が多くなってきました。
さて、さて千畳敷駅到着です。
千畳敷駅。停車時間は15分もあります。
景勝地の千畳敷は駅の目の前なので、駅から出て観光してきてもいいそうです。
ということで、私も向かってみることに。
出口は先頭車両側にあるので、4号車が一番行きやすいですね。だから千畳敷での時間も一番多く取れます。
太宰治の文学碑もあります。(読んではいないけど。。。。💦)
津軽の殿様が千枚の畳を敷いて大宴会を開いたとの伝説が残る「千畳敷」。広々とした岩畳が波打ち際まで続いています。
崖っぷちまで行ってみました。自分だけでした💦💦💦
荒々しい印象でしたが、水はきれいでした。
崖っぷちから駅を見た図。
リゾートしらかみもしっかりと映っています!!
ここから又列車へ戻ります。
線路は続くよ、どこまでも・・・。
発車時間の3分前には警笛を何度も鳴らしてくれるので、乗り遅れることはなさそうです。
私は5分前ほどに戻って、またまた先頭の展望席へ。
汽笛を鳴らす運転手さんや車掌さんを眺めていました。
窓に映る映像はこのiPhoneから流しているようでしたよ。
「夕日が近い町」として知られる深浦駅までは運転席からの風景を楽しみました。
弁天島の鳥居崎灯台。
小さな無人駅、風合瀬駅。
海に沿って走りますが、たまにはこんな風景も。
海外線が入り組んでいますね。
それにしてもいい景色だなぁ~。
すっごく短いトンネルでもちゃんと警笛を鳴らしていました。
iPhoneで加工したら、こんな綺麗な色合いになった。(笑)
まもなく、深浦駅。自席に戻って自席からの風景を楽しむことにしました。
展望座席は他の方に譲ってあげないとね!
又ちょっと雲が多くなってきて暗くなってきました。
荒々しい海岸線がちょっと怖くも見えてきます。
でも、写真を加工したら怖くなくなった。(笑)
そして深浦駅到着。
ここはリゾートしらかみがすれ違う駅。
こちらは緑が基調の「橅(ブナ)」号。
この車両は、最近、車では珍しくはなくなったハイブリッド車両なんですよ。
ディーゼルと電気の動力&電力発電を利用して、燃料消費率の低減や排気中の窒素酸化物(NOx)などの低減に成功している車両です。駅停車時および発車時の騒音も低減できているそうです。
駅名表示板も夕陽が描かれていました。
そして、しばらく又走ると、何だ!?!?何だ!?!?の建物。
ウェスパ椿山駅。同名の宿泊施設へのアクセス駅です。
もう駅から既にウェスパ椿山の施設の一部と化していました。
不老ふ死温泉もこの駅からですね。
続いて十二湖へ。
十二湖は人気のトレッキングスポットへの出発駅。
乗車していた半数以上の方々が十二湖駅で降りて行かれました。
青池、ブナ自然林、日本キャニオンなどの見所があるようです。私も降りて歩けばよかったなぁ~と少々後悔です。
その後は男鹿半島を眺めながら。海岸線と離れるのももうまもなく💦💦💦
能代駅へ到着。
リゾートしらかみの顔ハメやポップがいたるところに・・・。
五能線の風光明媚な景色はここまででしたかね。
私は車内の無料WIFIにてZOOMミーティングをつなぎ、これからはスマホの画面のみ。
外の風景はそっちのけ、となったのでした。💦💦💦
そして、秋田駅へ到着となりました。
なまはげがお出迎え。ちょっと怖いよ!!
代わりに隣の秋田県で癒されます。
おしり、とっちゃうよね。(笑)
外に出ると駅前には開放的な芝生広場が広がっていました。
これで、五能線の4時間強の旅は終わりです!
興味のある方は、リゾートしらかみの公式WEBサイトでもチェックしてみては?
JRもPRに力を入れていて、公式サイトもたくさん出てきますよ。
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