こんにちは。
JALの旅コミュニティtricoの公式アンバサダーをしていますひことらです。
最近、イスラエルがやばいことになっていますね。
どうして、ドンパチをやっているのか、
どっちが悪いとか、聖戦だとか、
今回は、ドンパチについての私見は一切書きません。
まぁ、よくわかっていない、ということもあるんですが・・。
そんな中、
自分が乗る飛行機がミサイルで爆破されるなんてことは100%ないと言い切れる?
現地で関連している人たちのいざこざに巻き込まれることはない?
旅行会社や航空会社へも、
そんな心配をされている方の声が届くようになっているかと思います。
こういう時によく言う、
「不要不急」の旅はやめておいた方がいいという言葉。
日本人の多くの方々って、
1年に1度そこしか休めない、とか、
仕事の同僚、家族、周囲の方々にも調整してもらってやっと取れた休みの旅行が、
「不要不急」なのかというのも、私自身はちょっと疑問だったりします。
不要不急じゃないんじゃない?と。
少し言い過ぎかもしれませんが、必要火急と言ってもいいのでは。とも思ったり。
ということで、
しっかりと気をつけるべきことを調べあげようかな、と思いました。
ただ、イスラエルへ旅するということではありません。
さすがにイスラエルへはやめておいた方がいいとは私でさえ、思います・・・。
そうではなく、
日本からヨーロッパやアフリカへ旅行しても大丈夫?
ってところです。
イスラエル上空を飛行する?
基本的には、日本からヨーロッパへの航路でイスラエル上空を飛ぶことはないです。
今、日本からヨーロッパ、中近東、アフリカへ行く場合に、
利用者の多い航空会社が中近東御三家+ターキッシュエアラインズだったりするので、
あれ?イスラエル近い?
って感じで少し心配なんだと思います。
Flightradar24で確認してみます。
イスラエル上空は航路にはなっていないですね。
地図上にはいくつか飛行機が表示されていますが、
それはすべてイスラエルへ行くフライトでした。
こちらはドバイからカイロへの実際の航路。
サウジアラビアとエジプト上空のみで、イスラエルには近づいてもいません。
こちらは、ドバイからローマへの航路。
こちらも、イランとトルコ上空が航路となっていて、
イスラエルとは東京~福岡以上の距離が離れています。
先週から復活した、成田~カイロの航路。
これが一番かすめるかな~と思ったのですが、こちらもトルコ上空から直角にエジプトへ。
かすりもしません。
今回はイスラエル国内の問題で、
他国からミサイルが飛ぶようなことはないと思うので、
イスラエルの領空に入っていなければ、まったく問題はないのではないでしょうか。
旅先で暴動に巻き込まれない?
こればかりは、なんとも。
以下はエジプトで起きた巻き込まれ事件。エジプト大使館より。
アレキサンドリアにおけるエジプト人警察官による銃撃事件の発生(注意喚起)1 各種報道によれば、アレキサンドリアにてエジプト人警察官による銃撃事件が発生し、イスラエル国籍の観光客等、数名が死傷した模様です。なお、当該警察官は既に逮捕されているとのことです。
2 本件事案の背景は一切不詳ですが、当地滞在においては常に「ここは日本ではない」という意識を持ち、以下の対策をお願いします。
(1) 最新の治安情報の入手に努める。
(2) 軍・警察・司法等の政府関係機関の施設や車両、主要インフラ施設、治安当局が立ち入り規制している場所等に近づかないようにする。
(3) 常に周囲の状況に注意を払い、騒ぎや急な人だかりなどの不審な状況、不審な物・人物を察知したら、速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意する。観光施設、公共交通機関、教会、モスク等の外国人を含めた不特定多数の人が集まる場所を訪れる際には、特に注意を払う。
また、注意として以下のようなことを発信しています。
- 当館が発出する情報をはじめ、ソーシャルメディアや報道等も確認して最新の情報の入手に努めてください。
- 外出の際には常に周囲の状況に注意を払い、群衆の発生等、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れ、安全の確保に努めてください。
- 予期せずデモに遭遇した場合には、むやみに近づいたり、写真撮影をしたりせず、警察等治安機関の指示がある場合にはそれに従い、速やかに、かつ落ち着いてその場から立ち去るようにしてください。
- 今後も引き続き多数人が集まる場所へ行かれる際にはご注意ください。
もし旅行をキャンセルする場合
自分は休みは臨機応変に取れるからな、とか、
休みはずらせないけど、念のために別の場所に変更すようかな、とか、
やっぱり、気分的に、
イスラエル周辺はやめておこう!といった場合、
キャンセル料ってどうなるんでしょう。
ここは航空会社によって対応はどうやら様々。
ちょっと調べてみました。
エルアル イスラエル航空
当事国はどんな対応でしょうか。
変更:変更手数料はノーチャージ ただし差額は徴収
取消:取消手数料なしでバウチャーに変更可 払戻しは既定のルール通り
現金での払い戻しは一切不可というのは強気ですね。当事国はこのぐらいの覚悟が必要なんでしょうか。
エチオピア航空
こちらはテルアビブ離発着便についてのみです。
変更:変更手数料はノーチャージ ただし差額は徴収
取消:払戻し可能な航空券、払戻し不可の航空券ともに手数料無料にて払戻し可
払い戻し不可の航空券でも無料で払い戻し可とのこと。素敵。さらに、経路変更についても差額の支払いは必要ですが、変更手数料は無料にて可能とのことでした。
正式に発表しているのはこのぐらい。
テルアビブへのフライトを続々と欠航させている航空会社が増えていますが、
その周辺国については、現状は運休もなければ、
航空券の特別対応もしていないようでした。
なので、今回のイスラエルで起こっていることで、
エジプトだったり、ヨルダンや、トルコへの旅行がちょっと怖いなあ~、
なんて思っても、既定のキャンセルや変更料はかかってしまう、
それが実情かなと思います。
まとめ
ということで、
イスラエル以外の周辺国やヨーロッパへの渡航については、
航空会社は特に対応をしてはいないようです。
同時に、旅行会社やホテルも同様。
結局は自分自身で決めるしかないところではありますね。
現地で巻き込まれないように、
それが一番大事かもしれません。
イスラムの国以外の渡航の際には、
エジプト大使館の注意喚起のように、
なるべく人が集まっているところには近寄らない、
イスラムの方々の居住エリアはなるべく避ける、
など、など。
エジプトとか、UAEとか、トルコとか、
イスラムの国へ行く場合には、
あまり地元に密着しない、地元の方々に人気のスポットへは行かない、
おのぼりさん上等(笑)、敢えての観光客と丸わかりの行動。
それがいいかもしれませんね。