2019年の5月にマカオを訪れた際に、香港空港より2018年に開通した港珠澳⼤橋経由で行ってきました。
⾹港、マカオ、珠海の3経済地域をつなぐ総距離55kmの海上橋で、世界最⻑の長さを誇ります。
今回は、この世界最長の橋を渡ってみたかった、というのがありました。
マカオでの宿泊先は シェラトン グランド マカオ,コタイ セントラル(Sheraton Grand Macao Cotai Central )でしたが、そのホテルまでのアクセス手段をレポートします。
滞在期間:2019年05月17日~05月18日(1泊)
空港からは全部で乗換え3回でホテルまで行けました。
ルートは簡単に言ってしまうとこうなります。
- 香港国際空港➡ 有料バス ➡ 香港の出入国地点
- 香港の出入国地点➡ 港珠澳⼤橋を走るシャトルバス ➡ マカオの出入国地点
- マカオの出入国地点➡ 無料シャトルバス ➡ フェリーターミナルへ
- フェリーターミナル➡ 無料シャトルバス ➡ 各ホテルへ
香港国際空港~⾹港⼝岸 間
利用するバスの路線はNew Lantao Bus (新⼤嶼⼭巴⼠)の「B4」。
空港と⾹港⼝岸を循環している路線で、所要時間は10分弱。
通常は10~15分間隔ですが、深夜は30分と若干感覚が広くなります。
香港国際空港到着ロビーのマップ。バス乗り場はターミナル2の方向へ向かった後、右に曲がります。
到着階の天井からの案内板。ターミナル2、市内への交通(鉄道、バス、タクシー)、旅行会社のツアー車とホテルのシャトルバス、そして、香港市内・マカオへの交通という表示がすべて、左側となります。
そしてここにあるMainland/Macao Transport(香港市内・マカオへの交通)というのが紛らわしいのです。これは旅行会社やバス会社が運営している交通手段のことで、今回の路線バスとはまったく違うものです。誤ってそちらを目指さないようにしましょう。
私は、すっかり騙されてしまって、最初はそちらへと向かってしまいました。
とにかく、 Bus の看板、文字を信用してそこへ向かうことです。
バス乗り場の案内の方向へ向かうと、B4の案内が随所にありますので、それを頼りに進みます。
ただ、バスの停留所は他の方面のバスと一緒で、まったく目立ちません。
私は、気が付かずに一度通り過ぎてしまいました。
停留所に大きな看板はなく、この小さな行き先案内だけが頼りになりますので、これを見逃さないように。
バスは2階建てでした(この写真は到着した香港口岸での写真です)。
大きなスーツケースは車内に持ち込みます。車内の1階にスーツケース置き場があります。
運賃は6HK$(約90円)。香港の交通系ICカードオクトパスカード(Octpus Card)が使えます。乗車時に、運転席横の機械にタッチすればokです。
一番前に乗り込んで、いざ発車!2階建てバスの最前列はワクワクしますね。
10分ほどでしょうか。見えてきた大きな建物が、香港口岸のターミナルです。
⾹港⼝岸 ~ マカオ口岸 間
⾹港⼝岸に到着。そのままターミナルへ。
まずは香港の出国手続きです。
通常ならVisitorのラインへ。Frequent Visitorの登録をしている方なら、自動ゲートへ。
私は、JALのJGC会員になった時に、香港国際空港にて手続きをしていたので、左側の自動ゲートへ進みました。
出国審査を済ませてそのまま進みます。このターミナルではマカオの入国審査はありません。
連絡シャトルバスのチケットを買います。
自動の券売機では、オクトパスカード(Octpus Card)が利用できます。
こちらが乗車券。65HK$(およそ1,000円)
その先ですが、このターミナルからのシャトルバスの行き先は、マカオの他、珠海行もあります。マカオ(澳門)行の案内の通りに進みます。
屋外に出たら左側へ。
マカオ行のバス乗り場へ。
マカオ行(澳門口岸行)のバスはこんな感じ。
大きなスーツケースは車内へは持ち込めず、座席下の荷物スペースへ自分で入れることになります。
さて、いよいよ出発。世界最長の橋をこれから渡ります。
目の前に長い長い橋の全容が見えてきました。
まだまだ交通量も少なく、渋滞もありません。スイスイ走ります。
途中、タンカーは船を通す航路のために、この橋は6キロほど海底トンネルへともぐっていきます。
なんの障害物もない海の上なので風が強いのでしょう。強風注意の案内がずっと出ていました。
台風が近づいていたり、天気の悪い日は通行止めになる可能性も高いな、と感じました。
澳門までは、だいたい50分前後で到着。
澳門口岸 ~ フェリーターミナル 間
澳門口岸ターミナルへ到着しました。
Arrivals へ。
イミグレーションは1つ上の階になります。
こちらも香港口岸同様に、カウンターがずらぁ~と並んでいました。
こちらでも、Visitor の列に並びますが、ほとんど待ち時間はありませんでした。
出入国に関する書類は一切必要ありませんし、パスポートにスタンプも押されません。
その後、一応税関がありますが、ほぼノーマークで、スルーです。
さて、ここからマカオ市内への移動となります。とりあえずは右へ向かいます。
屋外へ出ると、正面に案内標識が出てきます。
ここからは、ポルトガルの領土だった名残で、案内がポルトガル語が先に記載され、次に英語となります。
英語が少々見づらくなるので、看板や案内板は要注意です。
タクシーなら右側のI1~I3へ
旅行会社のバスなら右側のH1~H2へ
フェリーターミナルの無料シャトルバスならそのまま真っ直ぐ進みます。
※Hotel ShuttleはH5という表示がありますが、この当時はH5は利用されていませんでした。マカオのホテルへの直通バスはなく、フェリーターミナル発着になっているようです。ここも惑わせポイントですので、注意が必要です。
正面は、こんな感じでフェリーターミナル行の無料シャトルバスの乗り場があります。マカオ市内のフェリーターミナルはマカオフェリーターミナルと、タイパフェリーターミナルの2か所があります。
ここで、並ぶ列が別れます。
左側がマカオフェリーターミナル行き、右側がタイパフェリーターミナル行きの列。
こちらがタイパフェリーターミナル行きの無料のシャトルバス。(写真はフェリーターミナルから戻った際の澳門口岸の写真です)
こちらも大きなスーツケースは車内へは持ち込めず、座席下の荷物スペースへ自分で入れることになります。
車内はこんな感じで、観光バスの座席配置です。
タイパフェリーターミナルまでは所要20分弱といったところです。
タイパフェリーターミナルへ到着。
フェリーターミナル~ホテル間
無料送迎シャトルのあるホテルであれば、ここから、今度はホテル行きのシャトルバスへ乗り換えます。乗り場は、隣合わさっています。
今回私が滞在したのは シェラトン グランド マカオ,コタイ セントラル(Sheraton Grand Macao Cotai Central )でした。
ここは、3つのホテルが集合した The Sands Cotai Central (略称 SCC)という地区にあり、無料のシャトルバスが出ています。
こちらがそのバス。若草色のバスです。到着後、同じバスを市内で何台も見つけました。いったい、何台走らせているんでしょうか。その資金力に驚きます。
また、シェラトン グランド マカオ,コタイ セントラル(Sheraton Grand Macao Cotai Central )は、フェリーターミナルだけではなく、色々なところにも無料シャトルバスを走らせていました。これは本当に便利ですね。
ホテルから入手したシャトルバスの時刻表が以下。
The Sands Cotai Central (略称 SCC)というのが、Holiday Inn、Sheraton Grandを合わせた総称で、どちらのホテルへも続いて停車してくれます。
コタイフェリーターミナルから、シェラトン グランド マカオ,コタイ セントラル(Sheraton Grand Macao Cotai Central )へは所要10分ほどで到着しましたが、マカオも朝方、夕方は渋滞がひどいようなので、渋滞の時間帯にはまってしまうと、倍の時間もかかってくると思われます。
こんな感じで、無事、シェラトン グランド マカオ,コタイ セントラル(Sheraton Grand Macao Cotai Central )へ到着しました!!
帰路
帰路は上記とは真逆で戻ります。
シェラトン グランド マカオ,コタイ セントラル(Sheraton Grand Macao Cotai Central )
のエントランス横に無料バスのための待合所があります。
1)このバスでまずはコタイフェリーターミナルへ
2)コタイフェリーターミナルへ着いたら、同じ乗り場の一番左端の澳門口岸行きのこのバスの乗り換え
3)澳門口岸へ着いたらターミナルへ入って、一つ下のフロアで出国審査。
4)バスのチケットを購入。この自動販売機ではオクトパスカード(Octpus Card)は使えません。マカオカードのみ。
4-2)こちらの有人のチケット売り場だとオクトパスカード(Octpus Card)が使えます。
5)香港行のバスへ
6)香港口岸着。ターミナルへ。
7)香港入国
出入国カードが必要です。記入してから通りましょう。(e channelはカードの記入は不要です)
8)来た時と同じB4にて香港国際空港へと向かいます。
★★
香港口岸ターミナルからは直接香港島や九龍半島へのリムジンバスが出ています。
私はここで、次の宿泊先がシェラトン香港でしたので、九龍のチムチャツイ、ネイザンロード行のリムジンバスを利用して九龍へと向かいました。
利用したのは路線A21。
運賃が33HK$(約500円)と、香港エアポートエクスプレスと比べてもかなり安く、また乗り換えもなくて便利だったからです。
ただ、市内に入ってからの渋滞はひどいものでしたので、時間に余裕がある方にだけお薦めします。
最後に
事前の調べ方が曖昧だったため、ちょっとまごついてしまい、往路は思ったよりも時間がかかってしまいましたが、復路は勝手を知ったために、とてもスムーズに移動することが出来ました。
また、フェリーでの移動よりも、香港、マカオともに出入国検査も空いていて行列がなかったので、諸々を考えるとかなり便利な移動手段であることは間違いないな、と思いました。
当然、車窓の景色も今までには見たことがない光景ですので、それも楽しめました!
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