2016年のことになりますが、乾期のベストシーズンに、カンボジアにある離島を訪れた時の写真があったので、少し古いですが、記事にしてみました。
ロン島ってどこ?
まずは、カンボジアの位置確認を。。。
カンボジアはタイとベトナムに挟まれた位置にあり、ロン島はそのカンボジアの南岸の沖合いにあります。
世界遺産のアンコールワットぐらいでしかカンボジアのことを知らない人にとっては、カンボジアに海や島があることに、まずは、驚くかもしれません。
周辺はきれいな海が広がっていて、
ベトナムでは、ベトナムで最も美しいビーチと言われているフーコック島、
タイでは、国立公園指定を受けているチャーン島やトーラートというマリンスポーツのメッカも、このロン島とは同じ海岸線上にあります。
そして、ロン島のより具体的な場所を知るために、地図をズームアップしてみたのが、以下。
南岸の主要都市シアヌークビルの沖合いに浮かぶのがロン島です。
ロン島といっても、実は2つあって、ロン島の他に、ロン・サンローム島という島もあります。
まぁ、2つ合わせてロン島と言ってる場合が多いです。私が言っているロン島も、両方合わせて言ってます。(笑)
ロン島へのアクセス
拠点となる街はシアヌークビルです。(現代名はコンポンソムなのですが、いまだにシアヌークビルの方が通じるかもしれません。)
まずは、シアヌークビルを目指して行くことになります。
シアヌークビルまでのアクセス
空路
ベトナムのホーチミン、マレーシアのクアラルンプールからの国際線が就航しています。
ホーチミン路線
ホーチミン 08:30発 ⇒ シアヌークビル 09:40着 K6 839便
シアヌークビル 10:15発 ⇒ ホーチミン 11:40着 K6 838便
クアラルンプール路線
クアラルンプール 12:10発 ⇒ シアヌークビル 13:00着 AK264便
シアヌークビル 13:30発 ⇒ クアラルンプール 16:20着 K6 265便
また、カンボジアの首都プノンペンと、アンコールワットのあるシェムリアップからは国内線が就航しています。
プノンペン路線
シェムリアップ路線
カンボジアの航路は非常に流動的で、新興航空会社が立ち上がっては消え、就航しては廃止しての繰り返しで安定していません。
この国内線の航路は、ホームページにて最新スケジュールを確認しないといけません。
カンボジアアンコール航空(K6)
ランメイエアライン(LQ)
JCインターナショナル(QD)
カンボジアエアウェイズ(KR)
陸路
陸路ですと、カンボジアの首都・プノンペンからおよそ4時間弱となります。
バス会社各社が路線バスを走らせていますので、探すのも容易です。
ただし、この区間に高速道路はありませんが、船便で届くあらゆる物資をプノンペンへ運ぶ幹線道路となりますので、舗装などはしっかりしており、かなりスピードを出して走ります。
万が一に備えて、それなりに大きな知名度のある会社を選んだ方がいいかと思います。
費用は10$前後となります。
メコンエクスプレス
ジャイアントアイビス
PSDエクスプレス
また、途中プノンペンにてバスを乗り換えることにはなりますが、シェムリアップやホーチミンからも、シアヌークビルまでの通しのチケットが売られています。
メコンエクスプレスは何度かお世話になったことがありますが、予約時に座席まで指定できたり、ネットで予約が完結するので大変便利でした。
シアヌークビル~ロン島のアクセス
島ですので、この区間は100%、船での移動です。
ピークシーズンには、日焼け好き、海好きの白人達でごったがえすので、船の事前予約はマストでやっておいた方がよいかと思います。
シアヌークビルの町中を歩いていると、至る所にボートのチケット販売を代行している旅行会社、レストラン、ゲストハウスなどが看板を掲げているので、予約する場所を探すのは容易にできます。
ホテルやゲストハウスによっては、そこで予約を取ってくれることもあるかと思います。
事前にインターネットでの予約も可能なサイトがあります。
インターネットで予約をした後、現地のオフィスで予約のメールのコピー(又はスクショ)を見せて、実際のチケットに替えてもらう必要があります。予約をしただけで、すぐに乗れるワケではないので注意してください。
それでも、事前にネットで予約が出来るなんて、なんて便利な世の中になったのでしょうか。
と、感慨にふける。。。。
ちなみに、ボートは、シアヌークビル⇒ロン・サンローム島⇒ロン島の順に停泊していきます。
ロン・サンローム島にて、3割ぐらいが下船していきました。
ロン島へ行く場合には、誤って、ロン・サンローム島で降りないように注意しましょう!!
ロン島MAP
ロン島は面積78k㎡。日本で言うと八丈島ぐらいの大きさはあります。
それでも、島を一周できる道路はなくて、そのほとんどが森林で覆われている言わばジャングル状態です。
地上の移動手段はほぼなく、海岸から船でアプローチするのがメインになっています。
ロン島の全体図
メインになるのは、シアヌークビルからの定期船が到着するトーイビーチ。
ここにゲストハウス、ホテル、レストラン、バーが集まっているので、白人さんたちで夜遅くまで賑わっています。ここでの移動手段は徒歩。白砂の砂浜をつたって移動します。
他のビーチへ行こうと思ったら、ボートで移動することになります。
トーイビーチの地図
トーイビーチの衛星写真。
道路もなく、白い砂浜が道路換わりなのがわかります。
ロン島での宿泊は?
ロン島での宿泊施設はゲストハウスがメインとなりますが、ゲストハウスでも、エクスペディア、アゴダ、booking.comなどのオンライントラベルエージェント(OTA)のサイトで簡単に予約することができます。
ロン島内は、砂浜沿いを歩いて移動します。
船着き場を中心に、左右にレストラン、酒場、マッサージ店、ゲストハウスが並んでいます。端から端までだいたい2キロ。30分ぐらいの距離でしょうか。
私が宿泊したのは、TREEHOUSE BUNGALOWS
船着き場からは、割と離れていて、ジャングルの中にある高床式のバンガローでした。
ここを選んだ理由は、ツインベッドの部屋があったことです。
白人さんの多い観光地なので、ダブルベッドのホテル、ゲストハウスがほとんどです。
ゲストハウスなら、1人1部屋でも安いので、それだったら、もう少し選択肢はあったかも。
自分達の宿へ行く途中にあった宿泊施設。 PARADISE BUNGALOW
電気は自家発電に頼っているようなので、宿泊施設はゲストハウスレベルです。
ここ最近、お洒落なヴィラタイプのホテルも出きているようですが、メインのトーイビーチにはありません。
他のビーチエリアになります。
ロン島の絶景
1泊の滞在だけでしたが、写真を何枚か撮っているので、そちらで島の雰囲気を味わってください。
WIFI 通じる?
ホテル、ゲストハウスなどで、WIFIの環境が揃うところもあります。
ただ、そもそもとして、電気が通っていない島なので、日中はWIFIも飛びませんし、PCやスマホの充電もできません。(自家発電をしている電気は冷蔵庫や夜間だけというところがほとんど。)
そして繋がっても、すぐに切断されたり、すご~く遅かったり、快適とは言い難いです。
まぁ、こんな自然豊かなところに、大きなアンテナ塔を建てられても、興ざめしてしまいますし、こんな時ぐらいは、世間からシャットアウトされてもいいのではないでしょうか。
仕事などで、どうしてもメールチェックやPCを操作したい、ということでしたら、
WIFIとPCには頼らず、カンボジアの通信会社のSIMカードを用意してスマホの操作が効果的です。
(それでも、カンボジアの通信会社によって通じる、通じないがあります。)
最後に
仕事柄、世界のビーチリゾートを訪れていますが、ロン島のビーチは世界最高峰並に綺麗でした。
海の場合は行く2,3日前までの天候によって、透明度や砂浜のゴミの量などが大きく変わってくるので、たままた訪れた日が快晴、というだけでは、透明度の高い海やきれいな砂浜を見ることはできません。
今回は、本当に天候に恵まれていました。
やはり、せっかく行くなら、乾期でベストシーズンの12月~4月ぐらいに訪れてほしいです。
最後に、シアヌークビルへ戻る翌日のスピードボートの光景です。
波が凄いですが、スピードを出している状況ですので、これでも揺れはさほど気にはなりませんでした。
天候がよかったのでしょうね。
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