名古屋から東京への移動時は、JALを利用することが多いのですが、時間的な余裕がなく、高速バスで深夜の移動をしてみました。
東京~名古屋の移動 新幹線の場合
東京と名古屋の距離はおよそ350kmあります。
普段この区間を移動する際は、新幹線を利用するのが最も一般的かもしれません。
新幹線・のぞみを使えば、東京駅~名古屋駅が最速で所要100分以内で移動できます。
★所要時間★
100分程度
★運賃★
普通運賃 11,870円
※年間1,000円の会員費を払って、エクスプレス予約会員になると、
普通運賃 10,110円(▲980円)
割引運賃はこのぐらいです。
新幹線の各駅停車でもあるこだまの利用であれば、「ぷらっとこだま」という割引運賃もあります。
これはJR東海ツアーズのツアー扱いの乗車券になります。
★所要時間★
160~180分程度
★運賃★
ぷらっとこだま(通常期) 8,300円(▲3,570円)
ぷらっとこだま(繁忙期) 9,500円(▲2,370円)
ぷらっとこだまを利用するなら、グリーン席がお薦めで、なんと+1,000円で利用することができます。
私も、前もって購入が出来る場合には、いつもこのぷらっとこだまのグリーン席を利用します。
ただし、ぷらっとこだまは、インターネットでは乗車の5日前までしか購入ができません。コールセンターへの電話でも2日前までというところが仕事や急な移動には使いづらいところです。
東京~名古屋の移動 飛行機の場合
およそ350kmほどの距離ですが、飛行機機材の運用上なのか、乗継客対応などから、わずかながら航路も存在しています。
羽田~中部(セントレア)
JAL 08:15➡09:15
ANA 17:45➡18:45
JAL 18:55➡19:55
中部(セントレア)~羽田
JAL 07:50➡08:50
ANA 07:55➡09:05
JAL 20:40➡21:40
※更に成田空港発着は2社合わせて片道5便づつあります。
★所要時間★
60分程度
★運賃★
普通運賃 20,900円
航空券の場合には、どれだけ事前に予約・購入ができるかで運賃は大きく変わってきます。
しかしながら、羽田~中部区間は新幹線との競争を意識しているのか、前日までは非常に割引率の高い運賃での購入が可能です。前日までネットで簡単に予約が出来るので、新幹線のぷらっとこだまよりは利用し易いです。
特便1(JAL) 9,300円(▲11,600円)
バリュー1(ANA) 9,300円(▲11,600円)
ということで、飛行機のスケジュールに合わせられ前日までに予約・購入が可能であれば、新幹線よりも飛行機の方が運賃は安くいことが一般的で、且つ所要時間も早い。ということになります。
ただし、空港は町の中心にはありませんので、空港と目的地の位置関係によっては、その間の移動にかかる費用や時間も考慮しなければならないのは、当然のことです。
東京~名古屋の移動 高速バスの場合
新幹線や飛行機での移動の際は運賃はだいたい1万円前後、移動時間は日中に限られます。
その点、バス移動だと日中でも、深夜でも運航されています。
もちろん、飛行機や新幹線に比べては倍以上の所要時間がかかりますが深夜の時間などを有効に使えばありかな、とも思いました。
しかも、東京~名古屋間は複数社のバスが運行されているので便数も多くて探しやすいです。
★所要時間★
5時間~7時間程度
東京~名古屋間は所要時間が6時間前後。ずっと起きているとなるとなかなかな時間ですが、車内で少しでも居眠りができれば、ギリギリ耐えられる時間かなと思います。
これが、東京~大阪や、これ以上になると私はちょっと敬遠してしまうと思いました。
★運賃★
2,000~4,000円程度(4列シート)
運賃はシートの種類によってマチマチです。4列シートだと2,000円を切る運賃のバスもあります。その一方で3列シートで、各座席にプライベートカーテンのあるようなシートであっても、5,000円前後。
更に夜行便となると宿泊代金も節約できるので、かなりのお得感が出てきます。
夜行高速バスに実車! 名古屋~新宿 VIPライナー
ということで、私は名古屋で1泊し翌日の朝の飛行機で移動する予定を、名古屋~新宿区間の夜行バスの利用に変えて乗車してみました。
予約をした高速バスはこちら!
快適高速バス VIPライナー
会社の公式ホームページから直接予約をするとシートの事前予約が可能となります。
そして、ポイント還元サイトのハピタス経由だと、乗車確認で 2.5% のハピタスポイントも加算されます。
決済はクレジットカード決済。
これでハピタスポイント、Tポイント、クレジットカード会社のポイントとポイント3重取りも出来ました!
ハピタスにまだ登録をされていない方はこちらからどうぞ。
予約後送られたきたメールがこちら。
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◇◆ ご予約バス内容 ◆◇
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コース名 : VIPライナー名古屋2便 (金山正木→川越) 3列独立シート・トイレ付き【座席指定】
バス運行会社 : (株)平成エンタープライズ
走行距離 : 353Km
所要時間 : 約8時間15分
バス乗務員数 : 1名体制——————————————————-
ご乗車日 : 2019年 9月 11日
乗降車日 : 2019年 9月 11日 ~ 2019年 9月 12日※こちらのバスは女性専用バスではありません。男女兼用のバスになりますので予めご了承ください。
※路線バスですので発車時間に発車します。必ず集合時間・集合場所をご確認の上、集合時間に間に合うように集合場所へお越しください。座席番号 : 2A× 1 4,500(大人)
乗車場所 : 名古屋VIPラウンジ 23:30発 (23:10集合)
乗車場所地図 : https://vipliner.biz/map/place/index.php?Placename_alp=lounge-nagoya下車場所 : 新宿(降車専用) 05:25頃着予定(道路や交通の状況により遅れる場合がございます)
下車場所地図 : https://vipliner.biz/map/place/index.php?Placename_alp=shinjuku-off_1604
こちらのバス運行会社は名古屋駅前徒歩5分ほどの雑居ビルの地下にラウンジを設けているので、出発までの時間はそのラウンジで過ごすことができます。
ラウンジではソフトドリンクが無料で飲め、WIFIも無料で繋がります。
このラウンジで出発の20分前までにチェックイン機にて、事前にチェックインをする必要がありました。
(空港の自動チェックイン機のようなものが置いてあります。)
ただ、ラウンジはとても小さいので、出発時間が近づくと激混み状態となり、座って待っていることはできません。
バスがラウンジ前の道路に到着するとアナウンスが入るので、乗車します。
私が予約したのは独立3席シート。両サイドにはカーテンがあります。
真ん中の席にはカーテンがないのですが、椅子をすっぽりと覆うカーバーがあります。
(ベビーカーの日よけのような感じです。)
両サイドの窓は完全に遮光カーテンが引かれているので、外から光は入ってきません。
その代わりに、外の景色もまったく見えません。
自席の2Aシート。リクライニング角度はそこそこ。
走り出すと、リクライニングを最大限まで倒してください、というアナウンスが入るので、前後の方に気を遣う必要がなく、安心して倒すことができました。これはうれしいアナウンスのサービスでした。
シートポケットは他の観光バスと変わりません。
電源はありませんが、USB充電端子が1つあります。(緑のライトがついているものです)
毛布と枕があらかじめシートにセットされていました。
こちらが通路とのカーテンを閉めたところ。
窓席は1席なのですが、バスのデフォルトは2席なのでしょう。読書灯とエアコンの送風窓は2つありました。
走行前にモニターにてシートの説明動画が流れますが、その後は前面もカーテンが閉められます。サイドの窓も絞められているため、走行を始めると、今どこを走っているのかなど、外の情報が一切入らなくなります。
スマホのGPSだけが頼りでした。。。
さて、バスを利用してみて。
名古屋~新宿間で、サービスエリアの2か所(足柄と海老名)にトイレ休憩として20~30分程停車しました。
バス会社によっては、車内にトレイがついているので、サービスエリアでの下車を認めていないようですが、VIPライナーはサービスエリアでの下車が可能でした。
下車する際はバスのナンバー、連絡先電話番号が書かれたカードを持って下車します。カードホルダーに予め入っているので、首からかけて利用できます。
万が一バスがどこにいるかわからなくなったり、トイレや買い物のレジが混んでいて、時間に遅れそうな時には電話を簡単にできるので、とても安心ですし、便利だな、と思いました。
実際は、私も海老名SAでバスの位置がわからなくなってしまい、電話で確認しました。
(電話は運転手ではなくオフィスに繋がったのですが、バスの停車位置まで把握をされていてとてもスムーズに確認が出来ました。)
大きなスーツケースはバス下のトランクに預けます。
預ける際に番号札を受け取りので、到着後に番号札と交換でまたスーツケースを引き取ります。
今回利用したVIPライナーですが、株式会社平成エンタープライズ が運航している高速バスですが、正直バスを探すまでは聞いたことのない会社でした。
だからといって、会社やバスを不安に思うことはなかったのですが、どんな方が他に利用するのか、うるさくないのか、車内で寝ている間に盗難とかに会わないか、などが心配でした。
半分以上が若い方、東京に気軽に遊びに行くような人が多かったでしょうか。
みなさん慣れているようで、乗車すると、さっさと自席のカーテンを閉めて世間から遮断されていきましたので、静かでしたし、まったく不安になるようなことはありませんでした。
そして、乗車したバスの運転手のアナウンスが細かいところにまで気遣いがありました。そのおかげで車内を快適に過ごせたのだと思います。
別の運転手で、気遣いのあるアナウンスが多々なかったら、快適さは変わっていたかもしれません。
コストとしても、ホテル代もかからず、トータルで15,000円ほどの節約になり、
結果的にこの移動は大満足の移動手段でした。
ただ、疲れますね、やっぱり。。。
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